目次

[1]北見支部とのライバルと切磋琢磨しあってレベルアップ
[2]社会人野球の練習に参加して知ることができた「ハイレベル」の守備


 北北海道に注目の遊撃手がいる。それが遠軽市川 竜輝だ。中学時代は北海道の軟式U-15代表入りし、台湾遠征を経験。遠軽では下級生から主力選手として活躍してきた市川は投手として140キロ前後の速球を投げる強肩を武器とする遊撃守備を武器にする。さらにパンチ力ある打撃も魅力だ。171センチ73キロとパワフルなプレースタイルをウリとする市川を評価する野球関係者の声も多いという。
 憧れは今宮 健太(福岡ソフトバンク 明豊出身)。オホーツクの今宮を目指す市川の歩みに迫った。

北見支部とのライバルと切磋琢磨しあってレベルアップ


 遠軽東小学校3年生から野球を始め、遠軽中では指折りの内野手へ成長した市川は、中学、高校でもチームメイトとなった楢林 優斗とともに北海道の軟式U-15代表に選出され、台湾・嘉義に遠征。そこで得られたものは非常に大きかった。
「まず一緒に北海道の選抜に選ばれた選手のみんなは本当にハイレベルでしたし、大きな刺激となりました。また北海道以外でも福岡など他の地方の選手のレベルの高さを知ることができて、自分はまだまだだなと感じました」
 そしてそのまま地元・遠軽進学を決める。
「これから強くなるという話を聞いていて、実際に入学してみて、それは間違いなかったです」と振り返る。

 1学年上には最速149キロの速球を投げる強肩強打の捕手・浅野 駿吾(東北福祉大 ※大学では投手としてプレー)を筆頭に能力が高い選手と切磋琢磨しながら、下級生からレギュラーを掴んだ。そして遠軽が所属する北見地区のライバルにも恵まれたことも大きい。特に凄いと感じたのは最速145キロ左腕・石澤 大和網走南ヶ丘ー東農大オホーツク)。左腕ながら130キロを超える高速スライダーを投げ込む石澤をどう打つのか、チームで取り組んだ。
「北見地区を出て、他の道内のチームと練習試合をするんですけど、北見地区は本当にレベルが高かったです」
 そして2年秋には北見支部予選で最速146キロ右腕・松田 大輝擁する北見工に敗れ、長い冬を迎える。冬場は、トレーナーの指導により肉体強化。振り込みも最低1日300本を振るなどパワーアップを努めてきた。

 そして自慢の守備にも磨きをかけてきた。特に磨いてきたのはスローイング。投手としてマウンドに登れば、140キロ近く計測する強肩が一番の武器で、「深い位置からでも刺すことができます」と自信に持つ。

 その守備をさらに成長するきっかけがあった。それが社会人野球・北海道ガスの練習参加だった。