第1174回 柵木 和陽(岡崎工)はいかにして、愛知公立校注目度ナンバーワン左腕に成り得たのか?2020年06月20日

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愛知県選抜でハイレベルな左腕を間近でみて、気持ちをさらに高める



柵木 和陽(岡崎工)

 まず地区予選を勝ち抜き、県大会に出場を果たし、ベスト16入り。さらに県大会後に行われた西三河大会では準決勝で2年春にコールド負けした愛産大三河と対戦し、リベンジに成功。豊橋中央に破れ、準優勝に終わったが、リベンジに成功した柵木の評価は高まっていた。秋季大会の投球について柵木は投球以外の技術を磨いたことで余裕が出たと感じている。
「牽制はまだまだ下手ですけど、最低限のことができるようになって、投球、心に余裕が出たことで、結果が残せたと思います」

 また同県の中京大中京が明治神宮大会優勝。明治神宮大会優勝チームは台湾遠征に参加することが決まっていたため、愛知高野連は中京大中京を中心とした愛知県選抜を編成し、その1人として柵木が選出されたのだ。

 ここで得られたものは非常に多かった。
中京大中京松島 元希くんや享栄の上田君は同じ左腕でも実力が全く違っていて、まさにお手本でした。140キロぐらい投げればいいかなと思ったんですけど、やはりトップレベルでやるにはいずれ145キロ~150キロを投げられるレベルまでに成長しないんだなと実感しました」

 冬の練習も気合が入った。その変わりぶりは平松監督も認める。
「彼はよく練習をします。朝、1人でよく走っていますし、身体も細かったですけど、体重も50キロ台からスタートした選手なんですけど、私は身長マイナス体重が100を求めているので、彼の身長は166センチなので、66キロを目指そうと話をして、62キロまで増えました。実際に体力がついてストレートも速くなってきました」

 4月、全国に緊急事態宣言が拡大されるまで、限られた時間の中で行った投球練習で柵木は常時130キロ後半・最速140キロを計測。柵木自身も「指にかかるストレートが多くなってきました」と手応えを感じていた。



柵木 和陽(岡崎工)*写真は昨秋愛知大会豊田戦より

 そして自粛期間、柵木は最低限のトレーニング、キャッチボールを行い、いつでも実戦で投げられる準備はしてきた。そんな中で甲子園中止が決まったが、愛知県はトーナメント制の独自大会開催を発表。前を向いて日々の投球練習に取り組んでいる。

 

 そして大会に向けてこう誓った。
「愛知県選抜で非常にレベルが高い選手と一緒にプレーができて、とても勉強になりました。ただ今度はそういう選手がいるチームにも勝って、独自大会優勝を目指していきたいです」

 この独自大会は自分自身の野球人生がかかった大会でもあり、さらに成長した姿を見せて、大学など次のステージでもプレーをしていきたいと考えている。

 柵木は3年間かけてきて磨いてきた技術、メンタルを最大限発揮する。

(記事=河嶋 宗一


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