目次

[1]素材型捕手・釣の覚醒の鍵はスローイングだった
[2]自粛期間を経て、捕手として覚醒する

 早 真之介とともに今年のドラフト候補として注目を集めている釣 寿生。高校通算25本塁打のパワフルな打撃と二塁送球1.85秒の強肩を武器にしている。

 2年春にレギュラーを掴む前から小牧憲継監督が2020年のドラフト候補に推薦していた逸材がついにその才能を開花させようとしている。今回はプロ入りを目指す釣にこれまでの取り組みについて伺った。

素材型捕手・釣の覚醒の鍵はスローイングだった



釣寿生(京都国際)

 兵庫県姫路市出身の釣は小学2年生の時に飾磨インパルスで野球を始めた。当時から周囲よりも体格が大きく、肩が強かったため、野球を始めた当初からずっと捕手をやってきたという。中学では飾磨インパルスの先輩の父親が監督をしていた姫路西リトルシニアに所属。チームでは目立った結果を残せなかったが、4番捕手として活躍を見せていた。

 そんな釣を熱心に見ていたのが京都国際でスカウトを担当している岩淵雄太コーチだった。岩淵コーチから1年生から全体練習ができると聞いた釣は「しっかりアピールできるかなと思って選びました」と進学を決断。親元を離れて高校野球生活をスタートさせた。

 入学時から将来の中心選手として期待されていたが、「最初はずっと緊張していて、先輩に話しかけられても上手く返せなかった」と気後れしていた面があった。同期の早と森下結翔が1年夏からレギュラーを勝ち取った一方で1年生の間はレギュラーになれなかった。

 小牧監督は入学当初からプロを狙える選手であると認識していたが、「素材型なので、我慢しないといけないと思っていました」と即戦力としては捉えていなかった。2年生から正捕手として活躍できるために、1年生の間に捕手として必要なスキルを小牧監督は叩き込んできた。

 特に力を入れてきたのがスローイングだ。「中学生の時はスローイングが全然まとまっていなかった」と以前は苦手意識を感じていたが、ネットスローを行うことによってそれを克服。地肩には以前から定評があったが、ステップを工夫することによって、安定したスローイングを身に付けた。

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