目次

[1]課題だった守備力の向上を目指して戸塚シニアに入団
[2]メジャーリーガーの動画を見て打撃を研究

メジャーリーガーの動画を見て打撃を研究



松本ジョセフ選手(戸塚シニア)

 来年からは高校野球がスタートするが、松本選手は幼い頃からの夢であるプロ野球選手になるために、「これから過ごし方がとても大事」と気持ちを引き締める。
 自身の強みであるバッティングに関しても、高校レベルでみるとまだまだ実力不足であると感じており、さらなるレベルアップを目指す。

 「バッティングでは、今は変化球への対応を課題にして取り組んでいます。
 変化球はボールを引き付けることが大事で、遅いボールを打つ練習をしています。遅いボールをしっかり引き付けてライト方向に打つ形を、変化球でも同じように打てるようにしたいと思っています」

 また、自宅でもYoutubeなどでトップ選手の打撃フォームを毎日見るなど、研究にも余念がない。高校野球やプロ野球選手の動画も見るが、それ以上にメジャーリーグの選手の動画を見ることが多いと明かし、自身の打撃にもより力強さと対応力を求めていきたいと語る。



松本ジョセフ選手(戸塚シニア)

 「参考にする選手はメジャーリーガーばかりです。やっぱり体の大きな選手がプレーする姿はかっこいいなと思います。
 特に好きな選手はニューヨーク・ヤンキースでキャプテンをしていたデレク・ジーターさんや、トロント・ブルージェイズのギャバン・ビジオ選手、ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト選手で、パワフルなスイングに刺激を受けました。
 これからもっと身体を作り、パワーも技術も少しでも近づける様にトレーニングをしていきたいと思います」

 現在はチームのキャプテンも務めており、プレー以外の大切な事も日々指導してもらっていると話す松本選手。
 戸塚シニアは、過去には荒波翔氏(元横浜DeNaベイスターズ・横浜高出身)や渡辺 勝選手(中日ドラゴンズ・東海大相模出身)、スラッガータイプでも森下 翔太選手(中央大・東海大相模出身)や豊田 寛選手(日立製作所・東海大相模出身)などを輩出しており、活躍するOBは多い。

 偉大な先輩たちにも負けない潜在能力を持っているだけに、松本選手も続くことができるか注目だ。

(取材=栗崎 祐太朗)


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