目次

[1]スワローズジュニアで深めた強肩への自信
[2]将来は森友哉選手のような「打てる捕手に」

 昨年8月に行われた、リトルシニア日本選手権大会で見事優勝を果たした浦和リトルシニア。シニア日本代表に選出された山田愼之介選手(花咲徳栄)や長打力が持ち味の坪井 蒼汰選手(山村学園)など、チームには実力のある選手が揃っていたが、その中で2年生ながら正捕手を任されたのが本田凌太選手だ。

 セカンド送球は1.9秒台を記録し、また中学通算5本塁打を放つなど、「打てる捕手」として期待の高い本田選手。今回はスワローズジュニアに選出された小学校時代や、浦和シニアでの成長、また高校野球での目標について語っていただいた。

スワローズジュニアで深めた強肩への自信



本田凌太選手(浦和シニア)

 草野球でプレーする父の姿を見て、野球に興味を持ったと語る本田選手。小学校2年生の時に少年野球チームの吉川ドリームズに入団し、野球人生をスタートさせた。

 センスの良さを買われ初めはショートを任されたが、強肩を活かすために小学校3年生の時に捕手に転向。以来、捕手一筋の道を歩んできた。

「実際にキャッチャーをやってみるととても楽しかったです。キャッチャーは他の選手をまとめたり、チームを引っ張るところが楽しみだと思います」

 強肩強打を武器にキャッチャーとして活躍を見せていた本田選手は、小学校6年生になると東京ヤクルトスワローズジュニアに選出された。
 約500名の選手が参加した選考会を突破し、選出が決まった時は嬉しさがこみ上げてきたが、いざチームに合流するとレベルの高さに驚かされたと振り返る。

「やっぱり上には上がいるなと感じました。上手い人と出会うことができて、色んな技術やプレーを学ぶことができ、本当に良い経験をさせてもらったと思います」

 レベルの高い環境の中で大きな刺激を受けた本田選手だが、他の選手にはない自身の強みも見つかった。それが小学校時代から自信を持っていた強肩だ。
 肩の強さなら他の選手には負けないと感じ、またプロ野球を経験したコーチ陣に技術指導も受けることで、キャッチャーとしてのさらに自信を深めることができた。

「セカンドスローの時は、ちゃんと足腰を使わないと良いボールはいかないよと教わりました。しっかりと足腰を使うと、以前より強いボールがいくようになりました」

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