第1142回 秋に台頭した報徳学園の核弾頭・三宅雄雅 覚醒の秘訣は「ツイスト打法」の習得2020年04月13日

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【目次】
[1]ツイスト打法で確実性がアップ
[2]勇気を持って踏み込み好投手・中森を攻略

勇気を持って踏み込み好投手・中森を攻略



兵庫選抜での三宅雄雅(報徳学園)

 ツイスト打法を習得したことで、打撃の確実性が一気に向上した三宅。新チーム結成当初は打順は下位だったが、最終的には1番打者を任されるまでになった。

 就任3年目を迎えた大角健二監督は、昨秋の坂口の成長を次のように振り返る。
 「たまにドカンと大きな打球を打つので、下位打線で自由に打たせとくかというぐらいだったのですが、大会が進む中ですごく確実性が上がっていきました。チャンスでもしっかりタイムリーを打ってくれて、計算ができる選手になりましたね」

 またチームとしても、大会を重ねる中で状態を上げていき秋季兵庫県大会優勝へと駆け上がっていった。
 大角監督からは、「勇気をもって踏み込んでいくこと」を徹底するように指示を受け、三宅は主将として誰よりも恐れることなく踏み込んでいったと大会を振り返る。

 「印象に残っているのは、やっぱり決勝の明石商戦です。
 大角先生からは、中森(俊介)くんの直球にも勇気をもって踏み込んで行こうという声をかけてもらっていたので、自分は1番打者として恐れずに踏み込んでいくことを意識しました。
 ボテボテの当たりでしたが、センター前に抜けて出塁することができ、それでチームに勢いを与えることができたと思います」



兵庫選抜での三宅雄雅(報徳学園)

 主将として攻める姿勢を崩さなかったことで、報徳学園は好投手・中森 俊介を攻略して秋季兵庫県大会で優勝を果たす。
 迎えた秋季近畿地区大会では初戦で天理に1対7で完敗し、新たな課題も見つかったが、三宅はこの秋の戦いを前向きに捉えている。冬の期間ではチーム全体の「パワーとスピード」を底上げし、夏はさらに打ち勝つ野球を目指していくつもりだ。

 「近畿大会では勝ち続けることの難しさを知りましたし、天理はチーム全体のパワーが違いました。個人としても、レベルが上がった中で全く打てずに、力不足を痛感した大会だったので、この冬は徹底的に体を鍛えています」

 また、大角監督の期待も大きい。
 秋は確実性がアップしたことから1番に抜擢したが、長打力の面でも期待を寄せている。夏に向けてはさらに筋力をアップさせて、確実性と長打力を兼ね備えた強打者としての活躍を期待している。

 「三宅の良いところは、一生懸命フルスイングしにいくところです。凡打の内容もすごく上がってきて、スイングそのものが変わってきたので非常に楽しみですね」

 春季兵庫県大会は中止となり、残りの大会は夏のみとなったが、三宅が夏にどんな姿を見せるのか今からとても楽しみだ。

(記事=栗崎 祐太朗)


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プロフィール

三宅雄雅(報徳学園)
三宅雄雅
  • 大阪レンジャーズ-報徳学園
  • ポジション:外野手
  • 身長・体重:174センチ・73キロ
  • 投打:右投左打
  •    
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三宅 雄雅(報徳学園) 【選手名鑑】
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