目次

[1]憧れと先輩の背中を追いかけて明治の門を叩く
[2]個人だけではなく、チームを勝たせる投手へ



 10年連続ドラフト指名を受けている明治大。昨年は広島東洋1位・森下 暢仁大分商出身)、横浜DeNA3位・伊勢 大夢九州学院出身)が指名を受け、即戦力として期待をかけられている。そして今年、この2人に続くのが入江 大生作新学院出身)だ。

 作新学院時代、今井 達也(現・埼玉西武)らとともに全国制覇を経験。夏の甲子園では今も破られない3試合連続ホームランの活躍が評価され、U18にも選出。アジア選手権制覇に貢献した。

 これまでは入江の野球人生の始まりから高校野球3年間の話まで聞いてきた。今回は明治大進学のキッカケや現在までの話を中心に伺った。

これまでの入江大生へのインタビューはこちらから!
2016年甲子園優勝メンバー・入江大生(作新学院出身)を変えた3年春の県大会
一塁コンバートから始まった甲子園3試合連続本塁打。入江大生(明治大)が振り返る作新学院時代の思い出

憧れと先輩の背中を追いかけて明治の門を叩く


 それから六大学の強豪・明治大学へ進学を決めた入江。その決め手となっていたのは2つあった。
 「1つは先輩の添田 真海さん(日本通運)がいたことですが、もう1つはずっと行きたかったんです。試合とかは見ていなかったのですが、明治の野球が好きで『カッコいいな』と思っていまして。ですので、小針崇宏監督にはずっと伝えていました」

 現在、日本通運でプレーする先輩・添田だが、入江は高校時代に添田の背中からあることを学んでいた。
 「ケガだけは気を付けていて、肩甲骨や股関節など全身のストレッチを今も続けています。これは高校から始めましたが、添田さんがきっかけなんです」

 入江の1つ上にあたる添田は元々身体が硬かった。しかし毎日ストレッチやっていくと、次第に柔らかくなるのを入江は見て、「意識すれば柔らかくなる」ことを学んだ。怪我を避けたかった入江は、柔軟性を身につけることで怪我を防ぐべく、添田をきっかけにストレッチを始めた。そのおかげもあり、プレーにしなりが生まれ、力強いボールを投げ込むことが増えたのを実感している。

 憧れの明治大に進んだ入江は、1年生の春からリーグ戦に登板。初勝利を掴んだのは3年生の春だったが、ここまで26試合に登板して防御率2.97という成績を残す。

 首脳陣から高い期待を寄せられて続けている入江は、昨秋のリーグ戦で先発初勝利。防御率0.82という数字を残して期待に答えると、11月に愛媛県で行われた大学代表候補の選考合宿に初参加。高校時代に代表メンバーだった早川 隆久木更津総合出身)をはじめ、大学球界を牽引する選手たちが勢ぞろいだった。

 そこで入江は再び意識を高める必要性を肌で痛感した。
 「キャッチボールだけでも違いますね。合宿に来た人は質やレベルが高い。回転のかけ方やルーティーンとかも勉強になりましたし、しっかりボールに回転を掛けないといけないと改めて感じました」