第1141回 一塁コンバートから始まった甲子園3試合連続本塁打。入江大生(明治大)が振り返る作新学院時代の思い出2020年04月07日

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【目次】
[1]逆襲の始まりとなった一塁コンバート
[2]入江が振り返る小針監督と今井達也のエピソード




 10年連続ドラフト指名を受けている明治大。昨年は広島東洋1位・森下 暢仁大分商出身)、横浜DeNA3位・伊勢 大夢九州学院出身)が指名を受け、即戦力として期待をかけられている。そして今年、この2人に続くのが入江 大生作新学院出身)だ。

 作新学院時代、今井 達也(現・埼玉西武)らとともに全国制覇を経験。夏の甲子園では今も破られない3試合連続ホームランの活躍が評価され、U18にも選出。アジア選手権制覇に貢献した。

 前回は入江の野球人生の始まりから高校3年生の春まで聞いてきた。後編ではそこから夏の甲子園、そして現在までの話を中心に伺った。


前編はこちらから!
2016年甲子園優勝メンバー・入江大生(作新学院出身)を変えた3年春の県大会

逆襲の始まりとなった一塁コンバート




作新学院高校時代の入江大生)

 3年生の春に作新学院のエースナンバーを背負って県大会に臨んだ入江。しかし、準々決勝で今市工に敗れベスト8止まり。この大会をきっかけにピッチャーからファーストへ転向しただけではなく、練習に対しても高い意識をもって取り組みだした。

 甲子園3試合連続本塁打を放ち、歴史を残した入江の強打はこのコンバートから始まった。これまでバッティングはあまり自信を持っていなかった。周囲よりも遅れていた分を取り戻すべく、考えてスイングをしてきた。

 「打撃練習中にはバットを上から出しながら、内側を通してスイングする。また、ボールの下半分を叩くように捉えて綺麗なスイング、理想な形で飛ばそうと意識していました」

 入江の思い描く理想を体にしみこませるため、試合が終わってから鏡の前で素振りすることを日課にした。フォームを崩しにかかる相手投手と対戦するため、入江はこの練習を大事にしてきた。そこでスイングの軌道がどうなっているか、ここをチェックポイントにおいて練習してきた。

 ミートポイントに対して無駄なく、最短距離でバットを出す軌道。そしてボールの捉え方を強く意識した入江。それが1つの結果となって表れたのが夏の甲子園だった。初戦の尽誠学園、続く3回戦・花咲徳栄。そして準々決勝・木更津総合と3戦連続ホームラン。この記録は甲子園記録タイとして残っている。

 特に3本目は今年のドラフト注目左腕・早川 隆久から1本を打っている。「まだ初回でしたので、『どうやって勝とうか』と考えていました。とにかくチームの勝利しか考えられなかった」というが、3戦連続ホームランを入江本人の中でどのように受け止めているのか。

 「最短距離でバットを出せたのが大きかったと思います。けど今振り返ると、とんとん拍子でしたね。これといった深い感情はないんですが、ホームランを打った記念でもらえるボールが増えるのを確認して、『3本打ったんだ』と感じました」

【次のページ】 入江が振り返る小針監督と今井達也のエピソード

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プロフィール

川井泰志(桐生ボーイズ)
入江 大生(いりえ・たいせい)
  • 作新学院-明治大
  • ポジション:投手
  • 身長・体重:187センチ・84キロ
  • 投打:右投右打
  •    
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