目次

[1]オフシーズンは打撃面、守備面ともに基礎から磨いてきた
[2]オープン戦では好調を維持 今シーズンの目標は首位打者



 高校時代は主将として史上初となる二度目の春夏連覇を経験した中川 卓也(早稲田大)。全国制覇を目指した大阪桐蔭の3年間は、中川の野球選手として基盤を築き挙げるものだったと振り返る。しかし活躍を目指した早稲田大の1年目は不振が続き、悔しいシーズンとなった。中川はこの1年をどう振り返ったのか。2年目の活躍へ向けてどんな取り組みをしているか紹介をしていきたい。

オフシーズンは打撃面、守備面ともに基礎から磨いてきた


 昨年は屈辱の1年だった。
 小宮山悟監督から「練習内容、オープン戦の内容では文句なしで、上級生にレギュラーを担える実力を持った選手がいなかったので、中川を起用することを決めました」と高く評価された。

 しかし二季合わせて26試合に出場し、95打数16安打、4打点、打率.168と悔しい結果に終わった。この1年について中川は「レベルの高さを肌で感じることができて、自分の実力不足を思い知らされた1年でした」と振り返る。

 この冬は打撃面の修正をメインに行ってきた。
 「自分はボールを合わせに行くだけの打撃をしていたので、しっかりと振り抜くことを心がけました。また技術面では右肩でしっかりと壁を作ることができておらず、開きが早い状態となっていました。そのためスイングは小さくなってしまい、左投手の変化球に対応ができない状態が続いていました」

 その課題はシーズン中からも感じていたが、なかなか修正をできなかった。
 「捉えたと思った打球がスライスして、失速して、思うような打球が打てずに苦しみました」

 この冬は、自ら「強く振る」と「右肩を開かない」とチェックポイントに置いて、打撃練習を重ねてきた。そして試合に出場しつづけるためには守備も磨かないといけない。大阪桐蔭で徹底的に守備を鍛えられた中川であるが、早稲田大に入学してからは「守備の基本を1から見直すことができました」と語る。

 大学1年生には、元プロでゴールデングラブ賞受賞経験もある田中浩康コーチ(現・横浜DeNAの二軍内野守備走塁コーチ)から足の使い方などを指導してもらった。冬の間では、グラウンド改修中だったため、雨天練習場での練習が基本となり、その中でゴロ捕りのドリルを行った。取材日でも、ジャンピングスロー、ランニングスローの練習を行っていた。

 また先輩の動きをずっと見てきた。
「やはりショートの真中直樹さん(4年・早大本庄)、セカンドの金子 銀佑(4年・早稲田実業)さんの動きは参考にしています。自分はサードなので、ショート、セカンドの動きは違いますけど、バウンドの合わせ方は参考にしています」