第1141回 大阪桐蔭戦で好投し、注目を浴びた193センチ右腕・達孝太(天理)。憧れはダルビッシュ有2020年03月16日

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【目次】
[1]想像以上だった大阪桐蔭戦の快投
[2]まず足元を見て確固たる技術、メンタルを身に着ける

まず足元を見て確固たる技術、メンタルを身に着ける



達孝太(天理)

 高校1年秋ながらストレートの最速は141キロ。そしてフォークをうまく操る193センチ右腕。これだけでもインパクトはあるが、大阪桐蔭相手に好投したとなれば、注目度は一気に上がる。明治神宮大会ではスカウト、全国の高校野球ファンが注目された。

 

 達の登板は準決勝の中京大中京戦。その内容は「全くダメでした」と、伸びのある速球を投げていた大阪桐蔭戦と違って、この試合では130キロ前半止まりだった。それでも変化球を駆使しながら、7回まで5失点と力投を見せたものの、8回につかまり、途中降板。この2試合を振り返って達は「スタミナ」を課題に挙げた。

「近畿大会、神宮大会と8回を投げきれないところが課題となりました。もう一度、冬場はウエイトトレーニングや走り込みなどいろんなトレーニングをしてきました」

 そして高校3年までに150キロを投げたい思いもトレーニングを行うモチベーションとなった。
 近畿大会決勝までほとんどなかった公式戦登板。そこで好投したことにより注目を浴びたが、まだ投手としての能力は足らないと思っている。

 中村監督は昨秋までの達を見て、必要以上に騒がれていることを危惧していた。
「実力以上に話題が先行しているところがあるので、気を付けないと感じています。まだ実力的には実質3番手投手でしたから」

 達をしっかりと成長させるために、大事に扱うわけではなく、中村監督は一選手として平等に扱い、取り組みの姿勢、対外試合の結果次第でベンチ入りの有無を決めるという。
「私は達だから、エースだから、4番だからと特別扱いすることはありません。ダメでしたらベンチを外しますし、そこはしっかりとシビアに見ます。達もその方針を理解していてしっかりと取り組んでいるのが分かります」

 プロのスカウトから注目を浴び始めている達は、将来的に高い舞台でやりたい思いはある。ただはっきりと進路を公言できるほどの実力ある投手ではないこともわかっている。

 選抜は中止となったが、まだ春、夏の公式戦もある。好きな投手として「ダルビッシュ有」を挙げた達。ただ好きな投手ではなく、それを目指せるようなポテンシャルは十分に持っている。

 確固たるメンタル、技術を身に付け。、世代を代表する右腕へ成長を遂げる。

(記事=河嶋 宗一

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プロフィール

達 孝太(天理)
達 孝太
  • 泉州堺阪ボーイズ-天理
  • ポジション:投手
  • 身長:193センチ
  •    
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