第1138回 古豪復活の鍵を握る強打の遊撃手・常軒海里(小倉工) その魅力は“高校通算24本塁打”だけじゃない2020年03月11日

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【目次】
[1]兄と同じ小倉工に進学し、1年から出場機会を掴む
[2]主将として創部100周年の節目の年に甲子園へ

 近年、古語復活の気配を見せる小倉工。高校通算40本塁打の主砲・久木田 和志と共に、今年のチームを引っ張っているのが、主将の常軒海里だ。

 俊足と堅守に加えて高校通算24本塁打の長打力も兼ね備える常軒は、3番・遊撃手を任されるまさにチームの核となる選手だ。
 主将として、打線の軸として、53年ぶりの聖地を目指す常軒に、これまでの歩みと夏への意気込みを伺った。

兄と同じ小倉工に進学し、1年から出場機会を掴む



常軒海里(小倉工)

 「常軒は意外性のある選手です。不調の時でも技術的な指導をするのではなく、『思い切り打て』と言ったら自然に欠点が治ったり、ここで1本欲しいときに『ホームランを狙え』と言ったら本当にホームランを打ったり、勝負強さも持っていますね」

 牧島健監督の語る、常軒のエピソードは実にユニークだ。
 高校通算24本塁打の打撃力だけでなく、ショートの守備も軽快にこなす常軒。また主将としてリーダーも発揮し、まさにチームの核となる選手であるが、その一番魅力は「意外性」にあると牧島監督は口にする。

 小学校3年の時に兄の影響で野球を始めた常軒は、少年野球チームの清水スカイヤーズでは主にショートとして活躍し、中学時代は広島東洋カープの安部 友裕などプロ野球選手5名を輩出した実績を持つ小倉ボーイズでプレーする。

 ここでも常軒はショートを任され、打順も3年生に上がる頃には3番に座るようになる。
 攻守にわたって活躍する姿が牧島監督の目に止まり、小倉工に進学することとなった。

 「実は兄も小倉工でプレーしていて、試合も何度か見に行ったことがありました。試合を見て、とにかく先輩方のプレーが上手かった印象しか残ってないですね」

 小倉工進学後も、1年時から試合出場の機会を掴み、3年生が抜けた後の新チームではレギュラーに定着。最初の1年間で9本の本塁打を放ち、下級生ながら好守でチームを支えた。

 「最初はなかなか練習についていけなかったのですが、何とか頑張ってやっていくことができました。
 打席では、引っ張る意識を持つとゴロになってしまうので、逆方向を意識して打球を飛ばすイメージでいつも立っています」

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プロフィール

常軒海里(小倉工)
常軒 海里(つねのき・かいり)
  • 小倉ボーイズ-小倉工
  • ポジション:遊撃手
  • 身長・体重:176センチ・70キロ
  •    
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