将来的に投手と野手、両方の可能性を広げたい



ガッツポーズをする山田陽翔(大津瀬田ボーイズ)

 投手として注目される山田だが、打っても超中学級だ。取材に訪れた日もシート打撃でさく越え本塁打を放つなど、野手としても高校で即戦力として期待できるだけの能力を持っている。

「将来的には両方の可能性を広げていきたいと思います。打てて守れたら一番理想的なんですけど、その理想に近づけるように今は頑張りたいです。尊敬しているのは丸 佳浩選手(巨人)と千賀 滉大選手(ソフトバンク)です。丸選手は広角に打てるところ、千賀選手ストレートと落差の大きいフォークが魅力的なのでそれぞれ尊敬しています」

 投手としては「どんどん強気で押していくスタイルです」と話すようにストレートを主体とする一方でフォークにも自信を持っており、千賀を理想とするのも頷ける。球速については「150キロを目標にやっていきたい」と話しており、高校3年間でどこまで伸びるか楽しみだ。

 打撃でも引っ張り一辺倒ではなく、逆方向にも長打を打つことができ、本塁打を量産する未来が容易に想像できる。今後はどちらで脚光を浴びることになるだろうか。

 もうすぐ中学校を卒業し、4月からは高校生となる。心身ともに大きく成長した3年間をこう振り返ってくれた。

「学ぶことが多かったですけど、指導者のおかげで成長できたので、感謝を忘れずに頑張っていきたいと思います」

 先日、志望校だった高校の合格も決まり、「ユニフォームを着て早くやりたい」と高校野球生活に胸を躍らせる。進学先にも能力のある先輩は多数いるが、入学早々からメンバー入りしてもおかしくない実力の持ち主だ。

「試合に出られるのであれば、チャンスをものにしたいと思います。思い切りの良さを大切にして、技術では及ばない分、気持ちの強さで立ち向かっていけたらと思います」と1年目からの出番を窺っている。果たしてどんな高校野球デビューを飾るのだろうか。湖国の至宝の今後に目が離せない。

(記事=馬場 遼)


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