第1111回 センバツ出場を呼び込んだ強打の核弾頭・下林源太(天理)が語る「フルスイング」のメリット2020年02月05日

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【目次】
[1]天理の野球に憧れて
[2]フルスイング実現のカギは「内股」にあり

 昨年、出場校トップと公式戦20本塁打を放った天理。12試合で驚異的な本塁打を重ねた全国トップレベル打線の核弾頭の役割を担ったのが下林 源太(高校通算13本塁打)だ。昨年の近畿大会では報徳学園戦の先頭打者本塁打など打率.688、2本塁打7打点の活躍を見せ、優勝に貢献した。さらに俊敏な動きを見せる三塁守備も魅力だ。

 そんな下林は168センチ70キロと決して大型ではない。だが、それでも躍動感溢れるパフォーマンスには大きな可能性を実感させる。そんな下林の成長の原点はフルスイングにあった。


天理の野球に憧れて



下林源太(天理)

 大阪北ボーイズ時代から巧打の内野手として知られた下林。天理に憧れたきっかけは2017年、強打を武器に躍動する天理打線だった。
「天理は伝統のある学校で、テレビからなのですが、紫のユニフォームが甲子園の舞台で躍っているというか、暴れまわっている姿が目に焼き付いていて、天理高校を選ばさせていただきました」

 天理に入学すると、1年秋から2番セカンドとしてレギュラーを獲得。コーチの指導を受けながら少しずつ長打力を身に着けていき、2年秋には主将として任されるようになる。下林は主将を任された理由について自分なりに分析していた。
「1年生の秋から試合に出させていただいて、いろいろ考えるようになりました。中学時代を思い返すと、声で引っ張る選手ではなく、プレーで引っ張る選手でした。ただ高校に入って周りのことをしっかりとみて、声を出したり、指示するようになりました。視野を広く持ってプレーしたところが指名されたきっかけだと思います」

 主将に就任して、下林は週2回の早朝練習を実施させた。5時半に起床し、30分間でも守備・打撃などの基礎練習を行う。

 先輩たちと比べて実力がないからこそ、早朝練習を実施した。その取り組みの成果はすぐに表れるわけではない。県大会前のブロック大会では奈良大附にも敗れ、県大会も準決勝敗退。3位決定戦で奈良に勝利し、滑り込みの形で近畿大会に出場を決めた。

 大会前の下馬評は低い。初戦の相手は兵庫1位の報徳学園。この大会で周囲の予想を大きく上回る戦いを見せた天理打線の突破口を切り開いたのが1番に座った下林だった。

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プロフィール

下林源太
下林源太
  • 大阪北ボーイズ-天理
  • ポジション:内野手
  • タイプ:右投左打
  • 身長体重:168センチ70キロ
  •  
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下林 源太(天理) 【選手名鑑】
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