第1100回 伸び盛りの二刀流・仲三河優太(大阪桐蔭)が目指すは投打での大活躍!2020年01月15日

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【目次】
[1]日本一を目指し、大阪桐蔭に進んだ
[2]野手として大活躍も自分は投手として活躍したい

 今年の大阪桐蔭で二刀流という注目すべき逸材は仲三河 優太だろう。小山ボーイズ時代は最速139キロ右腕としてジャイアンツカップ準優勝、さらに、U15代表を経験。この学年の中では実績も能力もピカイチだった仲三河は1年夏からベンチ入り。

 そこから肘のけがを乗り越え、野手に専念し、高校通算9本塁打のうち6本塁打は昨秋に放ったものである。丸 佳浩を彷彿とさせる打撃フォームから幅広くコースに対応し、長打を量産する姿には大きな可能性を感じさせる。そして今では投手の練習も行い、二刀流として伸び盛りの仲三河を追った。

日本一を目指し、大阪桐蔭に進んだ



仲三河優太(大阪桐蔭)

 栃木県小山市出身の仲三河。父と高校野球まで選手としてプレーしていた2歳上の兄に影響されて、栃木市立大平東小の大平東クラブでプレー。このクラブは仲三河の父が監督を務めていたこともあり、投手としてプレーする。

 また、大平中に進み、小山ボーイズに入部する。軟式から硬式への転向に、「高校野球をやりたかったので、中学生のうちに硬式になれて早く活躍したい気持ちで入りました」と振り返る。

 小山ボーイズ時代は走り込み重視のチームだった。特に冬場の走り込みは壮絶なものがあった。
 「野手でも10キロ走ることもありましたし、タイム走の設定もかなりきついものでした」

 そうしたハードな練習を乗り超えたものはライバルの存在があった。小山ボーイズの同期には侍ジャパンU15代表・NOMOジャパンに選ばれた朝井 優太健大高崎)、同じく侍ジャパンU-15代表の小倉 奨真(浦和学院)など好投手が多かった。

 そういった投手たちに負けないために練習を積み重ね、中学3年には体の成長とともに、ストレートの球速もアップし、中学1年生の時は120キロ程度だったものは、最速139キロまでレベルアップ。エースで4番を任され、チームの中心投手へ成長する。



バッティング練習をする仲三河優太(大阪桐蔭)

 仲三河は投打で活躍し、ジャイアンツカップでは決勝戦まで進む。しかし決勝戦の佐倉シニア戦に先発した仲三河は主砲・西川 僚祐東海大相模)に本塁打を浴び、3対6で敗れてしまう。仲三河は甘さがあったと悔やむ。
 「過去に佐倉シニアとは、2試合練習試合で対戦しているのですが、いずれも勝っているのですが、そこで勝てるという甘さがあったと思います」

 そしてこの大会は仲三河にとって自分の可能性を切り開くものだった。まずU-15代表に選出。決勝戦のチャイニーズタイペイ戦で先発し、5回3失点の力投。優勝に貢献した。

 当時のコーチからは「ここではみんなで終わりではないので、もっと上を目指してほしい」とアドバイスを受け、さらに、ジャイアンツカップの活躍が認められ大阪桐蔭入学を決める。
 「夏の全国大会から大阪桐蔭に声をかけられてすべて準優勝という形。高校では日本一になりたいと思いましたし、日本一の大阪桐蔭で学びたいこともあるので、その覚悟で決めました。」

 中学で果たせなかった日本一を成し遂げるために、全国制覇を何度も経験している大阪桐蔭へ進学を決めたのだった。

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プロフィール

××××
仲三河 優太
  • 大阪桐蔭
  • ポジション:投手・外野手
  • タイプ:右投左打
  • 身長体重:180センチ・90キロ
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