第1100回 印出太一(中京大中京)は「高橋監督を日本一の男にする!」と宣言した男気溢れる大型捕手!2020年01月11日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]中京大中京に進むきっかけは
[2]明治神宮大会優勝も、まだ自分は実力不足

 明治神宮大会優勝の中京大中京の正捕手・印出 太一。183センチ80キロと恵まれた体格を持つ強打の捕手だ。小学校時代は中日ジュニアを経験。さらに中学時代は世界大会を経験。逸材揃いの中京大中京の中でもここまでの実績はピカイチだ。

 そして高橋源一郎監督から男気溢れる選手と評価され、主将を務めてチームを引っ張る選手だ。そんな印出の歩みを負った。

中京大中京に進むきっかけは



印出太一(中京大中京)

 印出の野球の出会いは、小学校2年生から。捕手一筋の人生を歩んできた。その才能は小学校の時から突出しており、小学校6年には、中日ジュニア入り。そのチームには中京大中京のエースとなる高橋宏斗もいた。当時、2番ショートで小柄だった高橋は印出の印象について、「本当に体が大きくて長打力もある選手でした」と振り返る。

 そして強豪の東海中央ボーイズに進み、1年生時にはしっかりとトレーニングを積んで、体がさらに大きくなった印出は2年に、レギュラーとなり、3年生になると、東海地区でも指折りの捕手として注目される。

 印出は中日本選抜に選ばれて活躍を見せ、ボーイズ日本代表に選ばれ、世界大会を経験。数多い勧誘がある中、中京大中京を選んだのは、小学生時代、中京大中京の2009年の甲子園優勝を見ていたのがきっかけだった。ただここまでの志望動機はよくあるケースだろう。

 なんと印出は挨拶に訪れた高橋源一郎監督に、「監督を日本一の男にします」と宣言したのだ。高橋源一郎監督にとって感激の一言だ。
 「いや嬉しかったですね。大人に言わされているんじゃないかと思いましたが(笑)。ただ嬉しくて涙が出ましたね。40近くになるおっさんが中学3年生にこんなことを言われるのは初めてでしたから」



印出太一(中京大中京)

 印出は当時の状況についてこう語る。
 「しっかりと目標を掲げることが大事だと思い、あの言葉を言わせていただきました」

 この話を聞いたエースの高橋 宏斗は、「自分は、まだそんなことを言える実力も、自信まだなかったので、素直に凄いと思います」と感心していた。

 印出は1年春の練習試合から主力チームの中で起用され、打撃で結果を残し、存在感を示し、下級生までは打撃力の高さを評価され、捕手の練習をしながらも、試合では一塁手として試合に出場し、公式戦の経験を積む。

 そして2年夏の大会前に高橋監督から正捕手を務めることを言い渡される。一学年上は旧チームから活躍している関岡 隼也という好捕手がいる中での抜擢に、「先輩の夏を終わらせるわけにはいかないと思いましたね」と強い気持ちをもって夏に臨んだ。

 正捕手を任されることになってから、印出は関岡から教えをこいた。
 「スローイング、フットワーク、ボディストップなど基礎的なものレベルが高い方でしたので、そういう基本を学ばせていただきました」

 先輩のアドバイスもあり、正捕手として活躍し、準決勝まで勝ち進んだが、戦で敗れ、甲子園出場を逃す。この試合が印出にとっても、チームにとっても、優勝につながる試合だった。

【次のページ】 明治神宮大会優勝も、まだ自分は実力不足

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

川野 涼多(九州学院)
印出 太一
  • 中京大中京
  • ポジション:捕手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:183センチ80キロ
  •  
【関連記事】
第987回 明治神宮大会に出場した野手はやはりタレント揃い!来春の進化が楽しみな逸材を徹底紹介! 【神宮大会総括】【大会展望・総括コラム】
第971回 共に新ユニフォームで作った新しい歴史と伝統を築いた明治神宮大会決勝【高校野球コラム】
第241回 2020年世代を引っ張る捕手・内野手は?世代ナンバーワンショート・土田など27名の逸材を一挙掲載!【ドラフト特集コラム】
第965回 【秋季愛知大会展望】伝統の私学4強に、今夏上位の至学館、星城などが絡む展開か?【大会展望・総括コラム】
印出 太一(中京大中京) 【選手名鑑】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー