第1095回 社会人野球を代表するホームランアーチスト・今川優馬(JFE東日本)「信念を貫いた結果が社会人野球の舞台で開花する」vol.32020年01月07日

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【目次】
[1]社会人野球でさらに打撃が進化
[2]社会人2年目は打撃スタイルすべて取るつもりで

 2019年社会人野球ベストナインを獲得した今川 優馬(JFE東日本 東海大四出身)。前回では好打者からスラッガーへ化ける過程を描いたが、最終回では社会人入りしてからの活躍を描いていく。そして2020年にかける意気込みをうかがった。

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社会人野球でさらに打撃が進化



今川優馬(JFE東日本)

 JFE東日本に入社した今川はワクワク感でいっぱいだった。それは自分の打撃スタイルを認めてもらえただけではなかった。
 「同期には峯本 匠大阪桐蔭出身)、平山 快東海大相模出身)、岡田 耕太敦賀気比出身)と高校時代からスーパースターの選手と一緒にプレーできることにワクワクしていました。実際に一緒にプレーしたらすごい選手たちで、毎日、彼らと一緒にプレーできることは幸せですね」

 そして外野手のレベルも高く、層の厚さを感じながらもやりがいを感じていた。プロ入りするために守備・走塁が課題だと思っていた今川は元プロの山森 雅文コーチから質問しながら、スキルアップを行っていた。

 自慢の打撃もJABA東京スポニチ大会で本塁打を打つなど早くも頭角を現していく。すぐに対応ができるようになったのは札幌六大学の投手たちと対戦した経験が大きい。
 「社会人野球の投手にもすぐに対応ができたのは、レベルが高い札幌六大学の投手と対戦していた経験が大きかったと思います。社会人野球で活躍したい思いはプロ入りするためだけではなく、自分が所属していた札幌六大学のレベルの高さを証明したい気持ちもありました」



ティーバッティングをする今川優馬(JFE東日本)

 社会人野球に入ってからの成長点として配球の読みが鋭くなったと今川は語る。
 「社会人野球の投手は、大学で対戦してきた投手と比べると、コントロールが良い投手が多いです。だから球速は遅くても駆け引きで勝負する投手が多いので、配球を読んだり、癖が分かるために試合前の準備はしっかりと行います。その準備は社会人野球に進んだから行ったことではなく、大学時代から行っていたことでした。その積み重ねによって研究方法が進化し、配球を読み、変化球を打てる技術が上がったと思います」

 大学時代から打撃について深く追求していた今川にとって社会人野球はさらに自分のポテンシャルを引き出す場になっていた。そんな今川が大きく注目を浴びる機会となったのは、6月26日の侍ジャパン社会人代表の練習試合だった。なんと3本塁打を放ち、注目を浴びる。

 今川は「自分でも驚きで、できすぎの打撃でした」と振り返るが、今川はトップレベルの投手にも対応ができることを証明しつつあった。そして都市対抗二次予選は第一代表として、3年ぶり23回目の出場を決める。今川は先輩たちの姿を見て、社会人野球を実感する。

 「2年も出ていないので、会社からのプレッシャーも強く、社員の方々から『今年は出てよ』と声かけてくれるんですが、出られない苦しみが新人の僕にはあまり分からなかったんです。

 でも優勝が決まった瞬間、先輩の方々がみんな泣いていて、先輩たちがここ(都市対抗)にかけていたんだなというのが初めて実感ができました。だから都市対抗でもっと頑張りたいと思いました」

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プロフィール

今川優馬(JFE東日本)
今川優馬
  • JFE東日本
  • ポジション:外野手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:176センチ83キロ
  •  
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