第917回 投手として打者として「打倒・大阪桐蔭」を目指す 小畠一心(オール住之江ヤング)【後編】2019年03月14日

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【目次】
[1]選ばれると思っていなかったU-15日本代表
[2]二刀流で勝負できる環境を求めて進路を選択


 中学野球のトップレベルの選手が集まるU-15侍JAPAN。昨年の8月にパナマで開催された、WBSC U-15 ワールドカップでは惜しくも4位という結果に終わったが、中学野球最高峰の選手たちが日本代表の名に恥じないプレーを披露した。

 その中で主に5番打者として活躍し、高い身体能力を見せつけたのがオール住之江ヤングの小畠 一心だ。185センチ80キロと、中学生離れした屈強な体格を武器にパワフルな打撃を見せ、オール住之江ヤングでは投手としても、140キロを超えるストレートを武器にチームを牽引した。
 後編の今回は、U-15日本代表の経験から得たものや将来の目標について迫っていく。

「野球が上手くなるための才能」を備えたU-15日本代表 小畠一心(オール住之江ヤング)【前編】

選ばれると思っていなかったU-15日本代表



小畠一心(オール住之江ヤング)

 野球に対する類まれな探求心を武器に、オール住之江ヤングの太田忠男監督も驚くほどの成長曲線を描いた小畠。その成長は止まることを知らず、中学2年からは少しずつ試合に出場することも多くなり、新チームを迎える頃には投打の大黒柱へと成長。中学3年の夏にはU-15日本代表にも選出されて、中学野球を代表する選手へとのし上がっていったのだ。

 U-15日本代表に選出された当時のことを尋ねると、意外にも自身が選出されるとは夢にも思っていなかったと小畠は語る。

 「絶対落ちると思いましたね。他の選手と体つきが全然違っていたので。
 選考会では、バットにも全然当たらない状態で、ピッチングも130キロぐらいだったので正直落ちたと思いましたね。選ばれた時はびっくりして、何かの間違いかなと思いました」

 だが、いざ選出されると小畠の考え方は一気に変わる。選ばれた以上は、他の代表選手にも負けたくない気持ちが芽生え、存在感を見せたいという向上心が出てきたと話す。



打撃練習を行う小畠一心(オール住之江ヤング)

 「有名な人たちばかりで、半分くらい存在は知っていました。
 自分は劣ってるなと正直思ったんですけど、認めたくない自分もいて。少し遅いですが、選ばれてから考え方が変わるようになりました」

 そんな中で始まった、WBSC U-15 ワールドカップはとても刺激的だった。チームメイトのプレーは参考になることばかりで、海外の選手のプレーも驚かされることの連続であった。
 小畠はWBSC U-15 ワールドカップを振り返り、バッティングの面で多くの学びを得たと語る。

 「チームメイトでは、池田 陵真(忠岡ボーイズ)が印象に残っています。長打では劣ってないかなと思っていましたが、実際は引っ張るだけではなく、右方向の打球だったりとか低いライナーだったり状況に応じた打撃ができる選手でした。
 また海外の選手も、もっと大胆なイメージがありましたが、日本のような細かい野球もできて、パワーも日本人と全然違います。特にアメリカは、右方向に長打も打てて、普段やってる野球とは全然違うなと感じました」

【次のページ】 二刀流で勝負できる環境を求めて進路を選択

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プロフィール

小畠一心
小畠 一心(おばた・いっしん)
  • ポジション:投手・外野手
  • タイプ:右投右打
  • 身長・体重:185センチ・80キロ
  • オール住之江ヤング
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