第913回 「球威」と「制球」を両立させた伸び盛りの本格派 清水樹(秦野リトルシニア)2019年03月07日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]一冬越えて身に付けた重たい直球
[2]ベイスターズカップは優勝しか意識してない


 3月2日に行われた、第7回DeNAベイスターズカップ1回戦で、麻生ボーイズを相手に完封勝利を挙げた秦野リトルシニア。完封勝利の立役者となったのは、間違いなくエースの清水樹であった。
 今回は、ベイスターズカップ1回戦の試合後に清水樹にインタビューを行い、完封勝利を挙げての感想やこれまでの取り組みについてお話を伺った。

一冬越えて身に付けた重たい直球



清水樹(秦野リトルシニア)

 圧巻の完封劇であった。3月に入り少しずつ暖かくなってきたとは言え、浜風の冷たい横浜スタジアムの気温は最高でも14度。決してベストコンディションとは言えない中での投球であったが、見事な投球でチームを準決勝へ導いた。

 「初回は少し荒れてしまいましたが、3回以降は良いピッチングが出来たと思います。今年にかけてストレートに磨きをかけてきたので、こういうところで通用したので自信が付きます」

 清水自身が語ったように、この日はストレートに勢いがあった。常時120キロ前後の直球は、球速表示以上にボリュームを感じさせ、麻生ボーイズが差し込まれるシーンが何度も見受けられた。気候も暖かくなってくれば、球速ももっと出るはずだ。
 秦野リトルシニアの牧嶋和昭監督も、清水の直球に手応えを感じた様子を見せる。

 

 「一冬越えて力がついてきて、だいぶ重たい球が投げれるようになりました。冬のトレーニングの成果が出せたかなと思います」

 牧嶋監督によれば、清水は元々制球力が持ち味の投手だったという。コントロールがとても良く試合が作れるため、チームのエースとして背番号1を背負うようになった。
 清水自身は、コントロールに対する自信は無いとしながらも、普段から制球を意識しながら練習に取り組んでいると話す。

 「自信はあまりないんですけど、キャッチボールの時などは(相手の)胸にボールを投げるように意識しています」

 ベイスターズカップ1回戦での完封劇は、まさに「球威」と「制球」を両立したからこそ成しえた投球だったのだ。

【次のページ】 ベイスターズカップは優勝しか意識してない

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

清水樹
清水 樹(しみず・たつき)
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投左打
  • 秦野リトルシニア
【関連記事】
第1110回 中学時代は日本代表のスターに隠れていた折笠利矩(日大二)が都内屈指の二刀流になるまで 【2020年インタビュー】
第229回 佐々木朗希はプロでどこまで通用するのか、大谷と徹底比較!【ドラフト特集コラム】
第228回 将来性抜群の大型右腕・佐々木朗希(大船渡)の行き先はパ・リーグか?1位指名球団を予想!【ドラフト特集コラム】
第227回 「地元の仲間と甲子園に行きたい」から始まった大船渡・佐々木朗希の3年間【ドラフト特集コラム】
第54回 U18大会では切り札的な活躍を見せている背番号「11」を背負った歴代の好投手たち【2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ】
第51回 ほぼ外れなし。プロで次々と活躍を見せる歴代のU-18代表の4番打者たち【2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ】
第1003回 「大谷2世」の言葉はまだ使わない 無限の可能性を秘めた山崎隆之介(東京城南ボーイズ) 【ネクスト球児インタビュー2019年】
第956回 「野球を愛する純粋な高校生」目指すは見るものをワクワクさせる野球選手 山田紘太郎(西尾東)【後編】 【2019年インタビュー】
第955回 「高校一の捕手」としてプロへの扉を開く 平岡大和(秦野リトルシニア)【後編】 【ネクスト球児インタビュー2019年】
第955回 熱い向上心を内に秘めたリトルシニアの関東ナンバーワン捕手 平岡大和(秦野リトルシニア)【前編】 【ネクスト球児インタビュー2019年】
大谷 翔平(花巻東) 【選手名鑑】
清水 樹(土浦日大) 【選手名鑑】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー