第908回 向上心の中に垣間見える謙虚さが魅力 藤田和揮(筑後サザンホークス)2019年02月18日

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【目次】
[1]直球でグイグイいくタイプ、でも性格は謙虚
[2]自身を俯瞰できるという強み


 昨年8月に行われた2018ホークスカップ。エースである秋山恭平がU-15日本代表で不在の中、見事優勝を飾った筑後サザンホークスだったが、その時に軸として獅子奮迅の活躍を見せたのが、藤田和揮投手だ。
 今回はそんな藤田投手に独占インタビューを敢行。自身の持ち味や、目前に控えている高校野球に向けた意気込みを伺った。

直球でグイグイいくタイプ、でも性格は謙虚



藤田和揮(筑後サザンホークス)

 話しは、筑後サザンホークスへ訪れる少し前に遡る。九州地区のとある高校野球指導者と野球談議を交わす中で、U-15日本代表であった筑後サザンホークスの秋山恭平投手を見に行くことを伝えた。するとその指導者の口から、秋山投手とは別のサウスポーの名前が飛び出した。

 「秋山君もいいですけど、2番手の藤田君もいいですよ。しなやかで一級品です」

 実際に藤田投手の投球練習を見てみると、ホークスカップで最優秀選手に選ばれたのも大きく頷ける。最速は131キロと大きなインパクトがあるわけではないが、非常に伸びのあるボールを投げ込み、球速以上の速さを感じさせる。
 変化球もカーブにスライダー、チェンジアップと一通り投げ込むことが出来て、全体的なまとまりもある。体の線はまだ細いが、非常に高い将来性を感じさせる投手だ。

 「自分の持ち味は、インコースへの真っ直ぐだと思います。投球の半数ぐらいはストレートを投げているので、どちらかと言えば(直球で)グイグイいくタイプだと思っています。
 球のキレは(秋山)恭平より劣ってますけどね」

 ピッチングスタイルはグイグイ直球で押すタイプである一方で、謙遜な姿勢を崩さない性格も藤田投手の見どころである。
 2018ホークスカップでは、2試合に登板し最優秀賞も獲得する活躍を見せたが、藤田投手は個人の成績は二の次であり、あくまでチームの成績が大事であったことを強調する。

 「準決勝の球道ベースボールクラブ(福岡)戦では完封できて、最優秀選手にも選ばれたので、それはそれで嬉しかったです。
 ですが、やっぱり一番嬉しかったのはチームが優勝したことで、優勝に貢献できたので良かったと思いますね」

【次のページ】 自身を俯瞰できるという強み

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プロフィール

藤田和揮
藤田 和揮(ふじた・かずき)
  • ポジション:投手
  • 身長体重:174センチ66キロ
  • タイプ:左投左打
  • 筑後サザンホークス
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