第908回 「完膚なきまでの敗北」から見せた異国の地での成長 秋山恭平(筑後サザンホークス)2019年02月14日

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【目次】
[1]キューバ戦から学んだ「低め」への厳しい攻め
[2]U18日本代表として、もう一度海外の選手と対戦したい


 中学野球のトップレベルの選手が集まるU-15侍JAPAN。「WBSC U-15 ワールドカップ」では惜しくも4位という結果にだったが、中学野球のトップチームに相応しいプレーを各選手が披露した。

 その中で3試合で先発を任され、大きなインパクトを残したのが筑後サザンホークスの秋山恭平投手だ。キレのある直球と変化球を武器に、「WBSC U-15 ワールドカップ」では先発の柱として活躍し、南アフリカ戦では3イニングで10奪三振を奪う珍記録を打ち立てた。
 今回は、そんな秋山投手にインタビューを行い、U-15ワールドカップで得たものや課題、そして高校野球への意気込みを伺った。

キューバ戦から学んだ「低め」への厳しい攻め



秋山恭平(筑後サザンホークス)

 屈強な体格の選手が揃うU-15日本代表選手の中で、秋山は身長165センチ、体重56キと体格にそれほど恵まれているわけではなかった。投手陣の中でも最速が140キロに達する投手が軒並み揃う中で、秋山投手の最速は133キロとこれまたインパクトのある数字ではない。

 それでも秋山投手は、「WBSC U-15 ワールドカップ」に向けた強化合宿の時から大きな存在感を放っていた。なぜなら秋山投手には、体格や球威を補って余りあるほどの「キレ」と「コントロール」という武器があるからだ。

 「自分の一番の持ち味は、球のキレとコントロールです。球種は、真っ直ぐ、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げていて、一番自信があるのはチェンジアップですね」

 秋山投手は「WBSC U-15 ワールドカップ」では3試合で先発を任され、南アフリカ戦では「3イニング10奪三振」という珍記録も残したが、この大会で猛威を奮ったのもチェンジアップだった。

 「南アフリカは初球からはあまり振ってこなかったので、初球からストライクで勝負することが出来ました。三振はあまり意識してませんでしたが、結果的に変化球で三振もたくさん取れたので、そこは良かったです」

 華々しい投球を見せた秋山投手だったが、実は秋山投手にとって南アフリカ戦はリターンマッチと言える試合であった。南アフリカ戦での快投の二日前、秋山投手はキューバ戦の先発を任された。満を持して登ったマウンドだったが、初回から甘い球を痛打され続け、2回途中6失点で降板。
 「次こそ結果を残さないといけない」という、背水の陣で臨んだ中での快投だった。

 「海外の選手とは、パワーやスイングスピードの部分で力の差を感じました。高めが強くて甘いコースに行ったら打たれるので、低め中心に厳しく攻めないといけないと感じました。抑えることが出来て良かったです」

【次のページ】 U18日本代表として、もう一度海外の選手と対戦したい

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プロフィール

秋山恭平
秋山 恭平(あきやま・きょうへい)
  • ポジション:投手
  • 身長体重:165センチ56キロ
  • タイプ:左投左打
  • 筑後サザンホークス
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