目次

[1]2020年の大型遊撃手は入江大樹となるのか?
[2]活躍のポイントは「捕手寄り」

 11月16日、天理vs仙台育英の一戦。天理が8対5と打撃戦を制した。その中で存在感を示したのが3ランを放った入江 大樹だ。そんな入江の可能性に迫る。

2020年の大型遊撃手は入江大樹となるのか?


 毎年、大型遊撃手の評価は高騰しやすい。今年は大型遊撃手・紅林 弘太郎駿河総合)がオリックスから2位指名を受けたが、神宮大会の入江のパフォーマンスはその枠として期待していい逸材だ。

 6回裏、天理のエース・庭野 夢叶が投じたスライダーを捉えた打球は打った瞬間、本塁打と確信し、入江はゆっくりとダイヤモンドを回った。

 打球はスタンド上段へ消えていく特大ホームランだった。これで高校通算12本塁打目であり、全国大会では初本塁打となった。

 緩やかな成長を見せている。筒香 嘉智などを輩出した堺ビックボーイズ出身。堺ビックボーイズの指導者から「お前は仙台育英が合っている」といわれ、仙台育英の進学を決断。1年生から公式戦に出場するも、高校生のレベルの高さに苦しんだ。

 そこで冬場は課題となった内角を捌く練習を繰り返し、春季東北大会では山形県野球場の場外へ消える特大3ランを放ち、成長を見せた。ただ甲子園では17打数4安打に終わり、本来のバッティングができなかった。
 「自分の長所である強く振ることが甲子園ではできなかったので、甲子園後の練習では強く振ることにこだわってきました」

 その結果、秋季東北大会では21打数7安打3打点の活躍を見せ、神宮大会ではこの特大本塁打。「強く振ることを練習して、その成果をしっかりと発揮できて自信になりました」と振り返った。