第1067回 ほろ苦い甲子園デビューから1年・・・2年生エースへと成長を遂げた笠島尚樹(敦賀気比)【前編】2019年10月26日

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【目次】

[1]県内の強豪・敦賀気比への進学を決心
[2]ほろ苦い甲子園デビューで誓ったリベンジ

 最速145㎞/hのストレートを武器に2年生エースとして今夏の甲子園で16強入りの大きく貢献した敦賀気比笠島 尚樹。昨夏の甲子園では1回3失点とほろ苦い全国デビューとなったが、今夏には見違える姿を見せた。そこに至るまでの取り組みや来年に向けての意気込みを伺った。

県内の強豪・敦賀気比への進学を決心



笠島尚樹(敦賀気比)

 小さい頃から壁当てやキャッチボールなどで野球に親しんでいたという笠島。小学3年生の5月に鳥羽野球部で軟式を始めると、他の選手よりも肩が強く、速い球が投げられるということから投手を薦められた。それ以来、投手として現在まで野球を続けている。

 中学では「軟式をやるよりも高校に向けて硬式でやったほうが良いと思ったのと、レベルの高いところでやりたいと思った」という理由から鯖江ボーイズに入団した。「最初は硬球が重たくて、投げるのもしんどかった」と振り返るが、徐々に順応。チームのエースとなり、ストレートの最速は125㎞/hまで伸びていた。この時にバッテリーを組んでいたのが京都外大西山下 航汰で、ジャイアンツカップにも出場している。

 笠島が敦賀気比への進学を決めたのは中学3年生の時に夏の福井大会2回戦・福井工大福井戦を観戦したことがきっかけだった。この試合では6回を終えて5点リードを許していたが、7回、8回で2点差に迫ると、9回表に一挙9点を奪って、12対5で逆転勝利を収めるという劇的なゲームだった。

 この試合を観戦して、「カッコいいなと思って、自分もそのチームでやりたいと思った」という笠島は県内の強豪である敦賀気比に進むことを決断。親元を離れて、寮生活をすることになった。

 「やっぱりレベルが高いというのは最初から感じました。練習試合でも強いところとたくさんできて、凄く楽しかったですね」と入部当初を振り返る。2学年上に黒田 響生(巨人)、1学年上に木下 元秀とプロレベルの選手もいる中で笠島は1年春からベンチ入りを果たした。その理由は怖いもの知らずで打者に立ち向かうことができたからだという。

 「スタートダッシュに成功できて、練習試合でも結果を残し続けられたのが夏に繋がったと思います。1年生であまりわからない状態で怖いものがなかったので、そういうところで結果を残せたんじゃないかなと思います」

【次のページ】 ほろ苦い甲子園デビューで誓ったリベンジ

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プロフィール

笠島 尚樹(敦賀気比)
笠島 尚樹(かさしま・なおき)
  • 敦賀気比
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:174センチ67キロ
  •  
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