第1066回 BCリーグで11勝1敗の好成績・150キロ右腕の長谷川凌汰(新潟)2019年10月17日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

 今年のドラフト会議では佐々木 朗希大船渡高校)、奥川 恭伸星稜高校)、森下 暢仁(明治大)の3投手が話題を呼んでいる。数年後、あるいは1年目から先発ローテーション候補として考えている球団が大半だろう。

 プロ野球において先発投手候補は何人いても困らない、と言われることも多い。どの球団も喉から手が出るほど欲しいのである。そんな先発投手候補はビッグネーム以外にも各カテゴリーに存在する。そのひとりがルートインBCリーグ(以下、BCリーグ)の長谷川 凌汰(新潟)である。

BCリーグの快速右腕・長谷川凌汰



長谷川凌汰

 長谷川は福井商高校から龍谷大へと進学し、昨シーズンからBCリーグ・新潟に入団。2年目となった今シーズンは11勝1敗、防御率2.05と抜群の成績を残している。

 9月中旬・下旬に行われたNPBとの交流試合にもBCリーグ選抜として出場した。NPBのスカウトが見守るなか、3試合の登板で5回を投げ無安打無失点と上々の出来。マウンド上では落ち着いた素振りを見せ、しっかりとアピールを行っている。

 その手応えを聞くと1年前の自分と比べるように教えてくれた。

「昨年も選んでもらったんですけど、1年目ということもあり、自分の実力以上の出そうとしすぎて力んでしまいました。今年は落ち着いて投げることが出来ましたね。自然体です。シーズンを通してやってきたことを出せたと思います」

 昨年もドラフト候補として名前を取り上げられ、NPBとの交流試合に登板。当時の実力以上、自己最速となる153キロのストレートを投じたが、結局は指名されなかった。それから1年がすぎ、力みもなくなり自分の実力以上のものではなく、実力そのものをしっかりと出すことができたようだ。

 長谷川は大学からBCリーグの門を叩いている。その大学時代との違いについて尋ねるとこう教えてくれた。

「大学時代との大きな違いはシーズンが年間であることですね。BCリーグでは(大学のような)春と秋の2回ではなく、1年を通して同じチームに何回も投げることになります。同じことをしていては打たれてしまいますから、アップデートしていかないといけません」

 試合数の違いはあるが、BCリーグもNPBと同じく1年間を通して同じ相手と何度も顔を合わせる。そのため1度抑えたとしても、自分自身をアップデートしなければ、いずれ打ち込まれるよになってしまうわけだ。

 大卒や高卒、そして社会人の投手たちは同じ相手と何度も戦うシーズンを経験していない。その点、BCリーグ出身の長谷川はシーズンを通してローテーションを担ってきた。これは強みのひとつになるはずだ。

 今シーズンBCリーグ最強の先発投手といっても過言ではない長谷川は、ドラフト会議で名前を読み上げられるだろうか。

(取材=勝田 聡)

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

木下元秀(敦賀気比)
長谷川 凌汰(はせがわ・りょうた)
  • 福井商業[team]‐[team]龍谷大学‐新潟アルビレックスBC
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投左打
  • 身長体重:188センチ92キロ
  •  
【関連記事】
第239回 松岡洸希、長谷川凌汰、喜多亮太…BCリーグのドラフト候補たち【ドラフト特集コラム】
第15回 日本文理高等学校(新潟)【2年ぶり10度目】【第101回全国高等学校野球選手権大会 チーム紹介】
第929回 中越、日本文理に割って入るチームは現れるか?過去のデータを紹介!【大会展望・総括コラム】
第68回 加茂暁星(新潟) 私生活にも野球を!人間力鍛え冬を乗り越える【冬が僕らを強くする2019】
第721回 1回戦から名門校対決が実現!最初から目が離せない新潟の夏を徹底解剖!【大会展望・総括コラム】
長谷川 凌汰(福井商) 【選手名鑑】
海洋 【高校別データ】
加茂 【高校別データ】
白根 【高校別データ】
高田 【高校別データ】
高田商 【高校別データ】
中条 【高校別データ】
新潟 【高校別データ】
新潟県央工 【高校別データ】
新潟工 【高校別データ】
新潟産大附 【高校別データ】
新潟一 【高校別データ】
日本文理 【高校別データ】
松代 【高校別データ】
村上 【高校別データ】
湯沢 【高校別データ】
吉田 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー