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第1013回 甲子園に出場した先輩たちに追いつくだけでなく越える 注目のスラッガー・安田陸人(益田東)【前編】2019年07月15日
【目次】
[1]2年生で経験した甲子園はグラウンドの広さに驚いた
[2]チームの為にキャプテンとして去年の先輩たちを越える
昨夏ノーシードから島根大会優勝を果たした益田東。下級生時代から公式戦出場を続けていた3年生たちに割って入り、唯一2年生でレギュラーを掴んでいたのが、一塁手の安田 陸人だった。
現チームでは主将も務め、名実ともにチームの柱として奮闘している。今回、主将として心掛けていること、主砲としての意気込み、連覇がかかる高校最後の夏の抱負を語ってもらった。
2年生で経験した甲子園はグラウンドの広さに驚いた

安田陸人
―― 昨年は唯一の2年生レギュラーとして甲子園(試合レポート)に出場。先輩たちとのプレーはどうでしたか?
安田陸人(以下、安田) 最初は自分が完全に気後れしてしまって……(苦笑)。最初のころ(1年秋)は3年生と普通に話すだけでも緊張していたんです。でも、3年生たちが本当に優しい方々で。下級生の自分がプレーしやすい環境を作ってくださいました。
―― 昨夏の島根大会を勝ち進むなかで「甲子園にいける!」と確信したタイミングがあれば教えてください。
安田 開星戦(3回戦)に勝利したタイミングで感じた、と話す先輩方が多かったんですが、自分は最後の最後まで「これでいける!」とは思わなかったんです。決勝戦(石見智翠館戦)の9回になったとき、「この回を抑えたら甲子園なんだよな……」とようやく感じたくらいでした。2アウトになったときに、二塁手の藤本さんと「これを抑えたら本当に甲子園なんですよね?」と話していたほどで。
―― 目の前の一戦、ワンプレーに集中していたんですね。甲子園の印象はどうでしたか?
安田 グラウンドの広さが一番印象に残っていますね。ベンチや室内練習場など、色々な設備もすごくて、驚いてばかりでした。
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