第1018回 兄のリベンジを胸に名門の扉を叩いた超強肩捕手 東妻純平(智辯和歌山)【前編】2019年07月17日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]目標はプロでの兄弟バッテリー!
[2]高校でスタートした捕手人生

 強肩強打の司令塔として名門・智辯和歌山を牽引する東妻 純平

 8強入りを果たした今春のセンバツ大会初戦では甲子園初本塁打をマーク。長打も打てる捕手としてプロの評価をさらに上げた。夏の和歌山大会開幕が迫った6月下旬、和歌山県和歌山市に位置する野球部グラウンドを訪問。今日までの歩み、高校ラストサマーに向けての意気込みを聞いた。

目標はプロでの兄弟バッテリー!



東妻純平(智辯和歌山)

 「お兄ちゃんとは普段はそんなにマメに連絡を取り合う仲ではないのですが、正月などに実家で会った時などはがっつりと話しますね」

 東妻 純平の兄は最速155キロを誇るロッテのルーキー・東妻 勇輔投手。智辯和歌山、日体大を経てプロ入りを果たした5歳上の兄を語る17歳のリラックスした笑顔が印象的だ。

 「自分もプロ志望。いつの日かプロでお兄ちゃんとバッテリーを組むのが目標です」

 生まれつき「筋肉質なんです」と東妻。
 高校入学時に171センチ70キロだったボディは2年強の年月を経て、さらに筋量が増し、現在は172センチ76キロに。50メートルタイムは6秒3。バネを感じさせる質のいい筋肉の持ち主であることがユニフォーム越しでも伝わってくる。

 なにかの名鑑で目にした兄・勇輔さんのボディサイズを思い出し「たしかお兄さんも172センチですよね?」と向けると東妻は少し勝ち誇ったような表情でささやくように言った。

 「実はぼくの方がちょっとだけ大きいんです。お兄ちゃんを抜いちゃいました。体重は全然負けてますけどね」

 和歌山県和歌山市で生まれ育った東妻。軟式少年野球チーム「紀伊少年野球クラブ」に入団したのは小1の時だった。

 「お兄ちゃんも在籍していたチームだったので。当然の成り行きで自分も後を追いました」。

 ポジションはショート兼投手。肩の強さは同学年の中でずば抜けていた。

 「肩には自信にありましたね。軟式球で遠投の記録をはかった記憶はないのですが、小6の時に学校の体育のソフトボール投げをした際に測定ラインがひかれていないところを超え、運動場の隣にあるプールに届いてしまって。距離はおそらく70メートル以上。軟式球だったらおそらく85メートル程度は投げられたと思います」

【次のページ】 高校でスタートした捕手人生

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

池田陽佑(智辯和歌山)
東妻 純平(あづま・じゅんぺい)
  • 和歌山県和歌山市出身
  • 紀伊少年野球クラブ-智辯和歌山
  • ポジション:捕手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:172センチ76キロ
  •  
【関連記事】
第19回 奥川恭伸(星稜)の課題はコンディショニング。焦らず最善のピッチングを【2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ】
第11回 佐々木、飯塚ら史上最強投手陣の仕上がりは順調!あとは奥川恭伸の復調を期待するのみ!【2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ】
第3回 智辯魂を胸に刻み、世界の強打者をねじ伏せる!池田陽佑(智辯和歌山)【2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ】
第964回 【第101回選手権大会総括】星稜vs智辯和歌山で炙り出された今大会の象徴【大会展望・総括コラム】
第62回 令和最初の甲子園は履正社が優勝!ベストナインを発表!【101回大会特集】
第1022回 アウトにならない究極の打撃を目指して 黒川史陽(智辯和歌山)【後編】 【2019年インタビュー】
第1021回 そのスイングはまるで福留孝介。そして父を超えるセカンドを目指す! 黒川史陽(智辯和歌山)【前編】 【2019年インタビュー】
第1019回 前向きに全国制覇と日本一の捕手へ 東妻純平(智辯和歌山)【後編】 【2019年インタビュー】
第1014回 驚異的な球速アップの要因は「右手の小指」。たどり着いた剛速球右腕への道 池田陽佑(智辯和歌山)【後編】 【2019年インタビュー】
第1009回 149キロ右腕・池田陽佑(智辯和歌山)の原点。投手人生のスタートは13歳の誕生日から【前編】 【2019年インタビュー】
東妻 純平(智辯和歌山) 【選手名鑑】
東妻 勇輔(智辯和歌山) 【選手名鑑】
智辯和歌山 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー