第995回 プロ入りした先輩も実践。霞ヶ浦メソッドで素質を開花させた大型右腕 鈴木寛人(霞ヶ浦)【前編】2019年07月11日

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1年秋の関東大会はほろ苦い結果に



インタビューに答える鈴木寛人

 霞ヶ浦の投手陣に課せられている練習はもう一つある。それが「立ち投げ」だ。
「立ち投げは30mほど離れた距離からキャッチャーに向かって投げる練習で、3年生の場合は真っすぐを50球、変化球は20球。ボールの勢いやスピンを確かめながら8割の力で腕を振って投げて、伸びや制球力を習得していきます。そして、マウンドに立った時も立ち投げと同じイメージで投げるようにするのですが、立ち投げをしているおかげでストレートの球筋が良くなりましたし、ボールが垂れることなく一直線でミットに収まるようになりました。もちろん、バッターから空振りをとれる回数も増えていると思います」

 ちなみに、霞ヶ浦では投手の練習メニューが一週間ごとにしっかりと立てられており、「時期によって変わりますが、水曜に立ち投げをして、木曜と金曜はブルペンで調整。土曜と日曜は練習試合をして、月曜と火曜はノースローというような感じの流れになっています」と、スケジュールのなかに『立ち投げ』がしっかりと組み込まれているほど重要視されている。

 そして、1年秋にはベンチ入りメンバーに選ばれ、関東大会で先発する機会にも恵まれた鈴木投手。

 だが、「相手打者のレベルが高くて、甘く入ったら打たれてしまうし、厳しいコースに投げても芯で捉えられてしまいました」とノックアウトを食らった。

 そこで、「このままではダメだ」と思い、オフシーズンはかなり走り込んだ。「毎日、朝練でポール間を走り、片道を走り終えたらV字腹筋か股関節のトレーニングを10セット。それから、20mほどの短い距離のダッシュを20本。さらに100m、200m、400mのタイム走をしていました」。

 さらに、ウエイトトレーニングでベンチプレスやスクワットに励み、筋肉が付いたことで「これまでと同じように投げたのに、ボールの力強さが増して、球速も上がった」という。

 前編はここまで。後編では鈴木選手が明豊明秀学園日立との試合で見出した新たな課題と収穫。そして取り組んでいる自身のテーマについて語ってもらった。後編もお楽しみに!

【後編】頭脳+148キロを加えた高次元のピッチングで甲子園に導く! 鈴木寛人(霞ヶ浦)

文=大平 明

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プロフィール

福重 圭誇(尚志館)
鈴木 寛人(すずき・ひろと)
  • 霞ヶ浦
  • ポジション:投手
  • 身長:185センチ 体重:72キロ
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