目次

[1]一番いい打球は左中間をライナーで破っていく打球
[2]1年から試合に出るつもりで行っていた

 静岡県の中心街にある、県立高校の駿河総合。総合学科の学校なのでさまざまな生徒たちが集まってきている。比較的部活動は盛んだが、一般的な公立校であることに変わりはない。そんな駿河総合野球部の選手がU-18日本代表候補の内野手として選出されて話題になっている。プロ野球のスカウトたちもその将来性には期待をしているという逸材である。「紅林 弘太郎」という、まるでアクション劇画の主人公みたいな名前だが、そんなところにも彼のスター性が潜んでいるといっていいのかもしれない。
 そんな、紅林選手に、いろいろ今の気持ちや将来への思いを聞いてみた。

一番いい打球は左中間をライナーで破っていく打球



キャッチボールをする紅林弘太郎(駿河総合)

 この日は、プロのスカウトも練習を見に訪れていたので、いつもよりも気負いもあったようだ。シート打撃を終えた後、ネット裏に訪れてくれた。

―― シート打撃はどうでしたか、ちょっと引っ掛け気味だった?

紅林弘太郎(以下、紅林) 全然ダメでした。

―― いっぱい(スカウトの)人が来ていて、ちょっと意識してしまったところもあったのかな。

紅林 あ、はい、力んで引っ掛けてしまっていました。自分にとって、一番いい打球というのは、左中間をライナーで破っていく打球だと思っています。それが、今日は出せませんでした。

―― タイプとしてはどんなタイプの打者だと思っていますか。

紅林 ホームランバッターというよりは、中距離ヒッターだと思っています。

―― 野球はいつぐらいから、本格的に始めたのですか。

紅林 小学校の2年生からです。少年(学童)野球チームの軟式です。「青島ホークス」というところで、ポジションとしては投手と捕手をやっていました。

―― それは、自分で希望して?

紅林 いえ、チームの監督さんからそう言われて…です。本当は、自分はショートをやりたかったんですが…。

―― 中学では、どこをやっていた?

紅林 ショートをやりたくて希望しました。最初は、中学生になったら硬式のクラブチームに入ろうと思ったんですよ。それで練習会に行ってみたら、捕手をやらされそうだったので、(入るのを)辞めました。それで、青島中学の野球部に入ってショートを希望しました。

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