目次

[1]全国のレベルを肌で感じて刺激をもらった
[2]チームとして成長して、全員で優勝を勝ち取りたい

 花咲徳栄のプロ注目のショートストップ・韮沢 雄也。強豪校で1年生からベンチ入りし、甲子園優勝も経験した。前編ではトレーニング方法や、影響を受けた先輩などについて語ってもらった。後編では、同世代の一流選手が一堂に会したU18の合宿での経験を通して、韮澤が見つけた課題、対戦で得た収穫について伺った。

◆「もう一度甲子園に」偉大な先輩の背中を見て学んできた韮澤雄也(花咲徳栄)【前編】

全国のレベルを肌で感じて刺激をもらった


 そして、今春はU-18日本代表の第一次候補に選ばれ研修合宿にも参加。

 「創志学園(岡山)の西(純矢)投手と対戦したのですが、すごく良いピッチャーで『このレベルの投手を打たないと甲子園で活躍することができないし、甲子園に出場することすらできないんだろうな』と思いました」と、刺激を受けた。

 さらに守備に関しては
 「同じショートのポジションを守っている選手たちはみんなスピードがあって、とにかく一歩目が早かった。フットワークも良かったのでボールへのアプローチが上手く、打球の右から入って一発でスローイングができていたところはとても勉強になりました。それから自分は腰が高いところがあるのですが他の選手は重心を低くして守っていたので、そこはマネしたいと考えています」と評価の高い守備においても改善点を見つけたようだ。

 また、紅白戦では広陵(広島)の河野 佳投手からデッドボールを受け
 「よりによって球が速い投手で、しかもくるぶしに当たったのですごく痛かった」というが、翌日には元気に戦列へ復帰。

 シート打撃では快音を響かせ「逆方向へしっかりとライナーを打てるところは負けていないと感じました」と、同年代のトップクラスの選手たちと触れることで貴重な課題と収穫を得ることができた。

 ちなみに、アウトコースのボールをすべて逆方向へ打ち返す練習は毎年、秋季大会後にやっており、
 「元々、外角のボールは引っ掛けてしまうことが多くて得意じゃなかったのですが、徹底的にやることで今は苦手意識もなく打てるようになりました。コースによって広角に打ち返せるようになって、バッティングの幅が広がったと思います」。

 そして、ショートの守りについては
 「春季大会ではミスがあったのでしばらくの間は守備に重点を置き、自主練習の時間はノックを繰り返してボールを捕り続けました。そのおかげで足の運びが良くなって守備範囲も広くなり、今は自信を持って守れるようになりましたし、スローイングについても普段のキャッチボールから意識して投げることでバラつきがなくなってきました」と堅守にさらなる磨きをかけている。