第979回 人間的な成長を求めて兵庫を飛び出した強打の核弾頭・森口修矢(神村学園)【前編】2019年07月02日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【森口修矢のギャラリーもチェック!】

【目次】
[1]思いきりの良さを買われて遠方の神村学園に入学
[2]好守と強打、両方を兼ね備える選手

 中学時代は明石ボーイズで全国大会優勝を経験。近畿の数ある強豪校からの誘いを断り、鹿児島の強豪・神村学園に入った森口 修矢選手。決して大きくない体躯ながらも高い能力を発揮し、1年生から甲子園を経験。
 前編では、そんな森口選手の神村入学の秘話、好プレーに隠された意識などに迫ります。

思いきりの良さを買われて遠方の神村学園に入学



森口修矢

 神村学園・小田大介監督が初めて森口のプレーを「見初めた」のは3年前の16年春のことだったという。

 ボーイズリーグの春季全国大会決勝、明石ボーイズと狭山西武ボーイズの対戦を「たまたまテレビで見ていた」。

 優勝した明石の1番打者が身長は170センチに満たないくらい小柄なのに「思い切りがよく力強いプレーをする」のに魅せられた。関西にいる神村学園OBに片っ端から連絡をとり、話を伝えるつてはないか探したという。

 関西の強豪ボーイズ出身選手が進路先を考える際に基準になるのは「どこで甲子園を目指すか?」ということ。
 森口が神村学園を選んだのは「甲子園出場」に加えて「人間的な成長」を求めてはるばる鹿児島までやってきたのだ。

 春の全国大会を制した明石ボーイズでは4番でエースだった中野 波来が名門・大阪桐蔭に進学したのをはじめ、他のチームメートも大垣日大明石商滋賀学園など県内外の強豪校に進んでいる。

 森口にも大阪桐蔭と双璧をなす履正社や地元の報徳学園などから誘いがあった。

 ただ、森口の中では大阪や地元・兵庫で甲子園を目指すなら、チームメートの中野や1つ上で大阪桐蔭の全国制覇に貢献した根尾 昂(中日)ぐらいの力がなければ難しいという「物差し」があった。

 ならば親元から遠く離れ、野球漬けの毎日を送れる学校の方が野球の実力も含めた人間的な成長につながるのではないかと考えた。
 関西遠征にやってきた神村学園の試合も見た。「熱心な監督が指導をしていて、よく声が出て楽しそうに野球をやっている」と思った。

【次のページ】  好守と強打、両方を兼ね備える選手

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

福重 圭誇(尚志館)
森口 修矢(もりぐち・しゅうや)
  • 神村学園
  • ポジション:外野手
  • 身長:170センチ 体重:72キロ
【関連記事】
第1059回 ボールの見極めをチームで徹底し、悔しい敗戦を糧に頂点までのぼりつめた 井上広大【後編】 【2019年インタビュー】
第1058回 井上広大(履正社)が最強の4番打者になるまで。奥川と対戦して自分の無力さを知った【前編】 【2019年インタビュー】
第233回 今年の高校生捕手は東妻、山瀬、水上など逸材揃い!【厳選12捕手リスト】【ドラフト特集コラム】
第1056回 府内屈指の右腕を日本代表入りの怪腕にさせたドラ1先輩のアドバイス 吉田大喜(日本体育大学) 【2019年インタビュー】
第228回 将来性抜群の大型右腕・佐々木朗希(大船渡)の行き先はパ・リーグか?1位指名球団を予想!【ドラフト特集コラム】
第91回 ファーム2冠で2020年飛躍の助走へ 安田 尚憲(千葉ロッテマリーンズ)【高校野球コラム】
第227回 全中優勝からあと一歩届かなかった甲子園制覇 星稜・奥川恭伸の3年間【ドラフト特集コラム】
第969回 神村学園軸に優勝争い? レベルの高い上位争いに期待【秋季鹿児島県大会 展望】【大会展望・総括コラム】
第1050回 甲子園・W杯合わせて10勝。水上桂(明石商)は大舞台で勝てる捕手として邁進中! 【2019年インタビュー】
第1011回 不屈の闘志を胸に 西谷野球の体現者、中川卓也(大阪桐蔭-早大)という男【後編】 【2019年インタビュー】
北浦 海都(神村学園) 【選手名鑑】
中野 波来(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
根尾 昂(大阪桐蔭) 【選手名鑑】
松尾 駿助(神村学園) 【選手名鑑】
森口 修矢(神村学園) 【選手名鑑】
明石商 【高校別データ】
大阪桐蔭 【高校別データ】
鹿屋中央 【高校別データ】
神村学園 【高校別データ】
滋賀学園 【高校別データ】
樟南 【高校別データ】
樟南二 【高校別データ】
報徳学園 【高校別データ】
履正社 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー