目次
[1]大事なことは自分の投球ができるかどうか
[2]より伸びのあるストレートを目指し、更なる高みを目指す

大事なことは自分の投球ができるかどうか


 東京六大学野球が開催中の神宮球場の朝は早い。それは1、2年生が出場する2時間だけのフレッシュリーグ戦が開催されているからだ。

 リーグ戦に出場できない1、2年生にとって経験を積む絶好の場。その貴重な試合を観戦していると、気になる選手がいた。その選手は早稲田実業出身の雪山 幹太だ。

 2番手として登板すると、3回3分の1を投げて打者12人に対して被安打1、与四死球1、奪三振4、失点1。見事勝ち投手となった雪山投手は、「失点した後も大崩れせずに抑えられたのは良かったと思います。」と試合を振り返った。

 大学野球に飛び込んで1か月が過ぎたが、11日の試合で許したタイムリーのように、甘いボールを一発で仕留められるレベルの高さを感じている雪山。だがその中でも相手が強いから受け身になるのではなく自分のピッチングすること、自分をしっかり持って投げられればいいとコメント。あくまでも自分を見失わず、地に足を付けて大学野球に取り組めているようだ。

 同学年には大阪桐蔭中川 卓也浦和学院蛭間 拓哉。先輩には徳山 壮磨早川 隆久、そして主将には高校の先輩でもある加藤 雅樹など錚々(そうそう)たるメンバーが揃う早稲田大。この環境については、「恵まれた環境の中で競いながら練習や試合ができる。高いレベルの中で向上心を持ってやれています。」と話す。

 レベルの高い中で練習を続ける雪山は、ボールの回転数を意識して伸びのあるボールを目指している。その理由は高校最後の夏が関係していた。