目次

[1]自身初の1試合20奪三振よりも自身の調子に納得がいかない
[2]心は熱く、頭は冷静に エース、そして主将はマウンドに立つ

自身初の1試合20奪三振よりも自身の調子に納得がいかない


 東京六大学野球の第5週目、東京大戦に先発した明治大のエースで主将の森下 暢仁。最速150キロのストレートや大きく縦に割れるカーブなどを武器に、10回を投げて打者37人に被安打6、四死球1、無失点。何よりも奪三振20という圧巻の奪三振ショーを見せた。

 試合後のこの数字について本人は、「2ストライクに追い込んだら、真っすぐやチェンジアップで三振を取りに行きましたが、三振を取っている感じはなかったので思ったより多い印象です。
 今日の試合は苦しい展開だったというのと、自分なりに集中していましたので三振を取っている感じがなかったと思います。早く点数を取ってほしかったので、テンポよく投げていたことがこの結果につながったのだと思います」とコメント。

 たしかにこの日の森下は許したヒット6本のうち4本を3回までに許すなど、序盤から東京大打線に打たれ、ピンチを招く場面が多かった。

 「立ち上がりから球がおかしかったというか、コントロールがバラバラで変化球は浮いている。カットボールでストライクを取りに行ったら打たれる。球離れが速くて変化球を投げ切れず、思った感じで投げられなかったです。」

 2回には二死満塁。3回は無死一、三塁と東京大に先取点をとられてもおかしくない状況でも、森下は粘って守り抜いた。特に3回のピンチに関しては「監督からは1点は仕方ないと言われ、自分も取られても仕方ないくらいに思っていましたが、ファーストの喜田真吾がホームでアウトにしてくれて、絶対抑えないといけないと思いました。バックのみんなに助けてもらったという感じです」と、ギアを1つ上げてピンチを脱したことを明かした。