第954回 全ての練習をピッチングに繋げる!151キロ右腕が辿ったエースへの道のり 原田泰成(東海大)【前編】2019年05月07日

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【目次】
[1]2年夏に甲子園のマウンドを経験するも、その後は悔いが残る結果に
[2]『どうやってピッチングにつなげていくのか』を常に考えながら練習する



 現在、巨人の指揮を執る原 辰徳監督をはじめ、多くの名選手を輩出していることで知られる首都大学の盟主・東海大。その東海大で昨春、リーグの最優秀投手に選ばれるなどピッチャー陣の柱として活躍しているのが原田 泰成投手だ。

2年夏に甲子園のマウンドを経験するも、その後は悔いが残る結果に



インタビューを受ける原田泰成(東海大)

 小学校1年から父や兄の影響で野球を始めたという原田投手。しかし、その頃は野球が好きではなかったという。「小学生時代は練習がきついのにチームはあまり強くなかったので、正直、楽しくなったんです。でも、中学生になってからは徐々に結果が出始めたこともあって野球をするのが楽しくなっていきました。」

 その言葉の通り、市原ポニーベースボールクラブで全国優勝を飾ると、高校は再び兄の背中を追って東海大望洋(千葉、現:東海大市原望洋)へ進学することとなった。「高校に入った時は、みんな体が大きくてびっくりしました。特に東海大望洋はウエイトトレーニングに力を入れているチームなので体の横幅が広く、背も高かったのが印象に残っています」

 ただ、中学時から厳しい練習をしてきたこともあって、「高校に入ってからもすんなりチームに溶け込めた」という原田投手。ウエイトトレーニングも精力的にこなしていった。



東海大望洋時代の原田泰成

 「冬場は毎日。夏場も週に2、3回はウエイトをする日があって、長い時は2時間半くらいやっていました。主に下半身と背中を鍛えていたのですが、スクワットは160kgのバーベルを担いで10回。あとはランジもよくやりました。それからデッドリフトでは200kgのバーベルを持って10回ほど上げていましたね。そのおかげで入学時は70kgくらいだった体重が90kgまで増えて、下半身がどっしりしました」

 こうして体を大きくした効果もあって「腕が振れるようになった」ことから、2年春の4月にはそれまで130キロ台だった球速が急上昇。140キロを突破し、いきなり144キロをマークすると、同年夏には甲子園に出場。初戦で城北(熊本)に敗れたものの、先発のマウンドを任された。「甲子園でプレーできて、本当にうれしかったです。試合が始まった時はかなり緊張していましたが、たくさんの観客の前で投げられて良い経験になりましたし、とても楽しかったですね」

 ただ、その後は思うような結果を残すことはできなかった。「甲子園に2年生で出場することができて自信は付きましたが、それが過信になってしまったのだと思います。今になって振り返ってみると、自分が投げるボールのことばかりに目がいってしまい、周囲を見る余裕がなくて視野が狭くなっていた。それで結果が出ず、そのことがさらに力みにつながって悪循環になっていたんです。」

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プロフィール

原田 泰成(東海大)
原田 泰成(はらだ たいせい)
  • 東海大
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投げ右打ち
  • 身長・体重:180センチ・92キロ
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