目次

[1]「作新学院を倒すチームはどこか」を考え佐野日大へ進学
[2]制球力と球のキレを向上しチームの中心選手へ成長

 4月20日に開幕した春季栃木県大会。春の栃木王者の称号を懸けて、熱戦をが繰り広げられている最中であるが、今大会での注目校と言えば秋季栃木県大会を制した佐野日大だ。

 昨秋は、エースの松倉 亮太を中心に、堅い守りを中心とした野球を展開して、5年ぶりに秋季栃木大会で優勝を果たした。

 今回は、佐野日大の秋季大会の原動力となった、エースの松倉 亮太にインタビューを行い、これまでの歩みや佐野日大での成長、そして春季大会、夏の大会に向けた意気込みを伺った。「ストップ・ザ・作新」を掲げるチームの、エースの素顔に迫っていく。

「作新学院を倒すチームはどこか」を考え佐野日大へ進学


 栃木下野リトルシニア時代には、第44回リトルシニア日本選手権大会で優勝を果たし、リトルシニア日本一を経験した経歴を持つ松倉 亮太。輝かしい経歴を持つ松倉が、高校進学時に考えたことは、「今後作新学院を倒すのはどこのチームか」ということであった。

 「元々、栃木県内のチームに進もうと考えていて、当時は作新学院がずっと甲子園に出場していました。『作新一強』という中で、作新学院を倒すのはどこだろうと考えて、それが佐野日大だなと思って入りました」

 元々、反骨心の強い性格なのであろう。松倉のその大きな瞳からは、高いハングリー精神や不屈の精神を秘めているように感じられる。口調は穏やかではあるが、言葉を一つ一つ選ぶように丁寧に話し、熱い情熱や反骨心が随所に垣間見える。

 佐野日大に入学直後は、先輩たちのプレーや投球にとても驚いたと振り返る松倉だが、ここでも持ち前の反骨精神で、必死に食らいついていく。

 「先輩方は技術も体力も、自分に足りてないところがすべて出来ているなと感じました。特に自分は、体が小さく線も細かったので、ウエイトと走り込みは意識して量をこなすようにしました」

 そんな、松倉の地道な努力については、麦倉洋一監督も認めるところだ。トレーニングだけでなく、走り込みも重要視している麦倉監督は、松倉が自ら率先して走り込みを行ったところに成長の秘訣があると考えている。

 「とにかくピッチャーを走ることが大事だと思いますが、松倉は自分で走るを増やしていきました。だんだんこっちがやってほしい練習を、自分でやるようになったところに成長の要因があると思います」

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