目次

[1]NPBでも通用するパワーが最大の持ち味
[2]NPBへの挑戦は今年がラストチャンス


 四国アイランドリーグに所属する、徳島インディゴソックス。昨年のプロ野球ドラフト会議で、鎌田 光津希投手が千葉ロッテマリーンズに育成1位指名され、これで6年連続でNPBドラフト指名選手を輩出となった同チームには、今年もドラフト指名に期待が懸かる選手がいる。

 それが、徳島での2年目を迎える安井 勇輝だ。独立リーグ屈指の強烈なパワーを持つ安井は、山形の名門・東海大山形の出身で、大学時代は多くのプロ野球選手を輩出した実績を持つ近畿大で4年間を過ごした。大学時代は大きな活躍を見せることができなかったが、プロ野球選手の道を諦めきれなかった安井は、独立リーグの道を選択して今年で3年目を向かえる。
 今シーズンをラストイヤーと位置付けている安井は、NPB入りに向けてどんな意気込みを持っているのか。現在の心境に迫った。

NPBでも通用するパワーが最大の持ち味


 今年、徳島インディゴソックスの主将を任された安井は、1年前に愛媛マンダリンパイレーツから徳島インディゴソックスに移籍してきた。身長188cm、体重100kgと、屈強な体格から放たれるパワフルな打撃が持ち味で、パワーはアマチュアでもトップクラスのものを持っている。

 安井は徳島インディゴソックスでの1年目を振り返り、まずチームの雰囲気や環境面において、とても野球がやりやすい環境があることを強調して感謝を示した。

 「野球をする雰囲気がすごく良くて、常に前向きで明るいチームですね。インディゴコンディショニングハウスというジムもあり、本当に野球のやりやすい環境があります」

 そんな中で安井は、持ち味である「パワー」を昨年の1年間でさらに向上させることが出来たと話す。インディゴコンディショニングハウスでは、野球のプレーに即したトレーニングメニューもが組まれており、持ち前のパワーにさらに磨きがかかったのだ。

 「体の瞬発力を挙げるトレーニングをやっています。主に行っているのは、デッドリフトやクリーンで、回数をこなすよりは、重い重さを1発で上げるトレーニングをやっていますね。スイングも一瞬なので、長くやるよりは瞬間的な力を重視してやっています」

 そんな安井のパワーは、今年から徳島インディゴソックスの監督に就任した牧野塁監督も認めるところだ。オリックスや楽天などで投手として活躍した牧野監督は、安井のパワーはNPBでも通用するものを持っていると語る一方で、NPBにいくためのポイントは実戦での打撃にあると話す。

 「彼のウリはやっぱりパワーです。飛ばせる飛距離は十分NPBでも通用するものをもっています。
 あとはゲームの中でバッティングが、NPBに行けるかどうかのポイントになります。追い込まれた状態でどういう対応をするか、厳しいコースのボールや落ちる変化球に対してどんなバッティングをするか、そこが大事だと思いますね」

 フリーバッティングやロングティーでは、チームメイトも唖然とさせるほどの飛距離を誇るが、昨年の公式戦では本塁打を放つことが出来なかった。牧野監督も語る、実戦での対応力が身についてくれば、NPBの扉が少しずつ見えてくるだろう。

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