第930回 人間力と長打力を愚直磨いた「昭和の男」 神宮隆太(西日本短大附)2019年03月20日

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【目次】
[1]「自分さえ良ければいい」と考えていた中学時代
[2]甲子園で監督を胴上げしたい

 主将の近藤 大樹と共に、今年の西日本短大附の主力を担っているのが神宮 隆太だ。正捕手として、チームのディフェンス面を牽引するだけではなく、4番としても高校通算18本の本塁打を放つ長打力を持っている。

 今回は、そんな神宮の野球ルーツと課題、そして西村慎太郎監督が「昭和の男」と表現する素顔についても迫っていく。

「自分さえ良ければいい」と考えていた中学時代



神宮隆太(西日本短大附)

 中学時代から、二日市ボーイズの4番打者として長打力を武器に活躍を見せた神宮。九州国際大付の主将・中川 壱生や、有明の148キロ右腕・浅田 将汰などが選出されたボーイズ九州代表にも神宮は名を連ね、中学時代から九州地区では有名な存在であった。

 西日本短大附への進学理由を尋ねると、神宮はゆっくり言葉を選ぶように語り始めた。

 「監督さんの話は耳に響くものがあって、とても良いチームなんだなと思いました。西短(にしたん)に入れば、野球だけではなく人間性も変わる、人間としても成長できると言われたので、その言葉に惹かれました」

 神宮は中学時代の自身のプレーについて、「自分さえ良ければいい」という考えがあったと振り返る。野球が上手くなるためには、人間的な成長も必要であることを西村監督に力説された神宮は、人としての成長を求めて西日本短大附の門を叩いた。

言われたことは素直に聞いて心身ともに成長

 入学してして神宮がまず取り組んだのは、日頃の日常生活だ。夜の掃除や授業態度、人が見てなくてもスリッパを並べるといった細かい礼儀に至るまで、普段の生活を徹底的に見直した。

 「日頃の生活を自分がしっかりやれば、周りにも影響が出ると思います。 まずは自分が率先してやって、自分が手本になることを意識して生活しました」

 また、プレー面においても多くのことを学んだ。中学時代には経験したことのなかった、ウエイトトレーニングを本格的に開始して、捕手としても配球やリードを西村監督に徹底的に叩き込まれた。

 「高校に入ってウエイトトレーニングを教わってから、打球がすごく飛ぶようになりました。また捕手としても、打者の表情や心理を自分で読み取るができるようになったと感じています」

 そんな神宮のことを、西村監督は「昭和の男」と表現する。その意図を次のように語ってくれた。
 「叱っても全然へこたれませんし、芯の強い男です。教えたことは素直に聞いて、練習もしっかりするのでどんどん成長しましたね」

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プロフィール

神宮隆太
神宮 隆太(しんぐう・りゅうた)
  • 二日市ボーイズー西日本短大附
  • ポジション:捕手
  • タイプ:右投げ左打ち
  • 身長・体重:180センチ・85キロ
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