第914回 4番エースに相応しい選手になるために 村田賢一(春日部共栄)【前編】2019年03月08日

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【目次】
[1]先輩の指導を受け、高校2年春には140キロ到達
[2]まさかだった「4番エース宣告」。そして秋の県大会は全試合完投勝利

 22年ぶりの選抜出場を果たした春日部共栄。その原動力となったのがエースで4番の村田 賢一だろう。

 最速146キロのストレートとスライダー、カーブ、スプリットと多彩な変化球をコントロールよく投げ分ける投球術を武器に、公式戦9試合中、8試合は完投勝利。打者としても2本塁打、打率.405の好成績を残した村田 賢一はどんなプロセスを経て、大黒柱と呼ばれる存在となったのか。

先輩の指導を受け、高校2年春には140キロ到達



ブルペンでピッチングをする村田賢一投手

 村田の野球人生は小学校2年生時(浦安日の出南小)、浦安ニューラッキーズ(軟式)に入団し、野球人生をスタート。浦安日の出中学校では強豪・東京城南ボーイズに入団するが、そこでは三塁手・一塁手が中心。本格的に投手を始めたのは中学2年生からだった。以降、エースになることはなく、2番手・3番手という立ち位置だった。

 だが村田には大きな武器があった。当時からある程度、狙い通り投げられる制球力があったのだ。これについて村田は、三塁手をやっていた経験が生きていると語る。
 「三塁手でプレーする上で心がけていたのは、一塁手の胸を投げることを意識して、スローイングすることです。投げ方は投手と比べてコンパクト。だから今でもその名残が残っていますし、テークバックを見ると、野手投げっぽくて変です。それが僕にとっては一番投げやすい投げ方でした」

 中学時代の最速は127キロと突出したものではない。だが、当時から恵まれた体格を誇り、コントロールに優れた村田の将来性は高校関係者からは大きな魅力で、春日部共栄の指導者からも注目された。その後、春日部共栄に足を運び、活気ある雰囲気を持った練習に惹かれ、進学を決断する。


村田賢一投手(春日部共栄)

 入学直後はハードな練習についていくことで精一杯。だが次第に体力も身に付くと、実力も身に付き、1年秋には135キロまで到達。ベンチ入りを果たし、県大会でも登板を果たした。

 レベルアップには、好投手が多かった先輩投手から練習法を学んだ。特に学んだのはエースの内藤 竜也だった。
 「内藤さんからトレーニング法を教わりました。自分は回転数が高いストレートを投げたかったので、そのためにリストが強くなる練習法を学んだりしていきました」
 その甲斐もあって、2年に上がる直前、3月の練習試合では最速142キロを計測。夏へ期待を持たせる内容を示した。

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プロフィール

村田賢一
村田 賢一(むらた・けんいち)
  • 春日部共栄
  • ポジション:投手
  • タイプ:右投げ右打ち
  • 身長・体重:182センチ・78キロ
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