札幌大谷(北海道)西原・飯田バッテリーが語る、選抜への意気込み!
昨秋の明治神宮大会で優勝を飾り、選抜でも注目が集まる札幌大谷。そんな札幌大谷を支える西原健太-飯田柊哉バッテリーにお話を伺い、現在の状態や選抜への意気込みを語ってもらいました。
飯田主将が語るチームの課題
札幌大谷高等学校 飯田柊哉主将(右)
こんな早い時期に、外で野球がやれるのが今までなかったことです。これも神宮大会で勝ったからこそ良いことがあった。そのご褒美だと思っています。
初日は、身体がどう成長しているか、今までやってきたことがしっかりプレーできるかの確認作業でした。その確認ができたので2日目はギアを上げてやることができ、この2日間は良い練習ができました。
昨秋の神宮大会で自分たちは守備面が課題であると分かったので、3カ月間は課題克服を意識しながら取り組んできました。久しぶりに外で野球をしてみて良い感じにプレーできていました。これを継続しつつさらに上を目指していけば、守備の課題は克服できると思います。
打撃に関しては「大きいのを打とう」と意識するところがありましたが、コーチから「そういう時こそ、ボールをよく見て右方向に打て」とアドバイスされて良い感じで打てるようになりました。
残り2日間、まずは思い切り野球をやる。思い切りやらないと自分の課題も見えてこない。その中で見えた課題を北海道に持ち帰り、それを次の甲子園前の合宿につなげていきたいです。
チーム状態は非常に良いですが、甲子園はそんなに甘くない。まずは1勝、初戦突破が目標です。技術的な面もさることながら、僕らの持ち味であるベンチの雰囲気の良さ、チームワークの良さを甲子園でも発揮したいです。
エース・西原「投打でチームの勝利に貢献したい」
札幌大谷高等学校 西原健太選手
北海道と違って、風は冷たいですが気温は高いので、外で思い切り投げられたのが良かったです。今までずっと北海道で野球をやっていて、2月にボールを触れるなんて思ってもみなかったことだったので嬉しかったです。滑らない地面を、気にしないで走れるだけでも、感動まではいかなくても楽しいと感じられました。
ピッチングに関しては、この3カ月間やってきて順調に来ていたので、そのイメージ通りに動けている感覚がある。バッティングに関しては、室内で打ってきたのと外で打つのとではだいぶ感覚のズレがあったので、この鹿児島合宿中に冬トレーニングに入る前の感覚に戻したいと考えています。
札幌にいる頃から、ブルペンでも走者やアウトカウントを想定して実戦をイメージした投球練習をしてきました。その中でもまっすぐに安定感が出てきたところが冬トレの成果だと思っています。冬場は投手メーンで、打撃練習はほとんどやっていませんでした。この2日間は引っ張って大きいのを打つというよりも右方向にコンパクトに打つことを意識していましたが、ポイントがズレたりして、うまく打てなかったので、この合宿中に修正していきたいです。
うちのチームは元気があるチームなので、センバツではみんなで元気を出して楽しみながらプレーをしたい。個人としてはチームを勝利に導く投球と打撃をすることを目指しています。
文=政 純一郎
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