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第897回 主将として、選手として更なる高みへ 松浦咲花(飯塚ボーイズ)【後編】2019年02月11日

【目次】
[1]松浦選手がチームに生んだ「和み」
[2]女子プロ野球選手になるという目標が全てのモチベーション
女子プロ野球選手になるという目標が全てのモチベーション

ノックを受ける松浦咲花(飯塚ボーイズ)
男子と一緒に野球をやるという道を自ら進み、主将という使命に対しても逃げることなく向き合う松浦選手。そのモチベーションの根源となっているのは、他でもなく女子プロ野球選手になるという目標だ。
自身も持ち味はバッティングだと語る松浦選手は、女子プロ野球界のスター選手の名前を挙げて大きな憧れを口にする。
「憧れの選手は埼玉アストライアの加藤優選手です。バッティングはすごいなと思うので、加藤選手のようなバッターになりたいです」
また松浦選手は、2018年8月に行われた第100回選手権大会からも大きなヒントを得た。金足農と大阪桐蔭の決勝はとても印象に残っており、中でも大阪桐蔭の藤原 恭大(ロッテ)選手のバッティングには大きな衝撃を受けたと話す。
「ホームランを打ったところとか、本当に凄かったです。参考にできるところはしたいなと思います」
松浦選手の父である松浦誠さんも、女子プロ野球選手という目標を後押しする。松浦さんは「自分の夢は叶えて欲しい」とした上で、野球だけに止まらず、すべてにおいて努力できる人間になってほしいと語る。
「どうせやるなら、一流選手を目指して欲しいと思います。女の子だからチヤホヤされるのではなく、一人の選手として上に上がって欲しいです。
そしてこれは野球だけではなく、全てに対して一流になれるように声掛けはしていきたいと思います」
類まれな向上心と努力で、大きな夢に向かって進み続けている松浦選手。これからの活躍にも注目だ。
文=栗崎 祐太朗

- 松浦 咲花(まつうら・さくら)
- ポジション:内野手
- タイプ:右投右打
- 一本松ライオンズ-飯塚ボーイズ