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第897回 「周囲の支え」によって不安から脱却 松浦咲花(飯塚ボーイズ)【前編】2019年02月07日

【目次】
[1]1年生の頃からキャプテンにすると伝えられていた
[2]女子プロ野球選手という夢をご両親も最大限にサポート
福岡県内で、毎年指折りの強さを誇っている飯塚ボーイズ。ノックの達人として、TV番組にも取り上げられた春山総星監督の話題性だけでは無く、2011年にはジャイアンツカップ優勝を飾るなど、確固たる実績も残している。
そんな飯塚ボーイズで、現在主将を務めているのは女子選手の松浦咲花(さくら)選手だ。チームではセカンドを任され、打線の中でも2番や9番などで小技を利かせた役割をになっている松浦選手。また、これまで中学野球の強豪2チームを率いた経験のある春山監督も、松浦選手のキャプテンシーに「とても頼もしい」と信頼を寄せている。
今回はそんな松浦選手にインタビューを行い、キャプテンとして心掛けていることや将来の目標について伺った。
1年生の頃からキャプテンにすると伝えられていた

松浦咲花(飯塚ボーイズ)
「咲花はしっかりしとりますし、責任感もあります。今は女性の選手も増えているので、日本一になるチームでも女性選手が活躍するんだというところを全国に広めたいと思いますね」
そう語るのは、飯塚ボーイズの春山監督だ。真面目で責任感も強い松浦選手の性格に目を付けていたという春山監督は、1年生の頃からキャプテンを任せる方針を松浦選手に伝えていたと話す。
たが、春山監督から大きな期待を受ける一方で、松浦選手はキャプテンという重責を担うことに対して、最初は不安も大きかったと話す。
そんな中で、松浦選手の大きな支えとなったのはチームメイトの存在だった。

主将として列の先頭に立つ松浦咲花(飯塚ボーイズ)
「新チームになる前から、キャプテンになると言われていて不安もありました。
でも今はチームメートが支えてもらえるので、不安はありません。色んな面で手伝ってくれたり、支えてくれたりします」
そんな松浦選手が、キャプテンとして気をつけていることに挙げたのが「声かけ」だ。自分のことだけでなく、チーム全体をまとめるいくことの大変さを強く感じていると松浦選手は、声かけを多く行っていくことでチームをまとめていくことを心掛けていると話す。
「特に、(チームの雰囲気が大事な)試合中の声掛けは強く意識するようにしています」
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- 松浦 咲花(まつうら・さくら)
- ポジション:内野手
- タイプ:右投右打
- 一本松ライオンズ-飯塚ボーイズ