目次

[1]1軍での2桁勝利と新人王を目指す
[2]独立リーグのメリットを信じて、トレーニングに打ち込んできた


 超高校級外野手・藤原 恭大をドラフト1位で獲得した千葉ロッテマリーンズ。他にも2017年の明治神宮大会で優勝を経験した日体大の東妻 勇輔浦和学院時代に選抜で優勝した小島 和哉など、新戦力を加えた。
 その中に、強い覚悟と熱い闘志をもってNPBに飛び込む選手がいる。徳島インディゴソックスから育成ドラフト1位で指名を受けた、鎌田 光津希(23)である。

 四国アイランドリーグplusで昨年17試合に登板して、4勝3敗。防御率2.43の成績を残した。鎌田は独立リーグでプレーする期間を2年と定め、NPB入りへ向けて、日々、研鑽を重ねてきた。そのストイックな姿勢は球団関係者、鎌田を見てきたトレーナーからも絶賛されている。1年でその目標を叶えた鎌田の姿勢の原点、トレーニング内容に迫った。

1軍での2桁勝利と新人王を目指す


 「あんな大人数の前で会見をやったことがなかったので、また違う緊張と楽しみがありました。」
 12月上旬に行われた新入団会見の感想を、少し緊張した面持ちで振り返った鎌田投手。

 記者会見などの場に行く機会が増えるにつれて「ロッテの選手なんだ」という実感がより一 層沸いてきていると話す鎌田は、2018年に独立リーグへ飛び込んだ。そして挑戦してわずか1年でプロへの扉をこじ開けた。

 年末は徳島や地元千葉県内で31日まで自主トレを継続。年明けは2日から体を動かし、ほぼ休むことなく、トレーニングを続けた。その強度は驚きのもので、たとえばデッドリフトなどトレーニングを普通の球児ならば、持ち上げれば、歓声が上がるような重量に対し、鎌田の場合、「メニュー」としてこなすほどの基礎体力の高さがあるという。投げては遠投や立ち投げのブルペンをこなしながら調整してきた。

 鎌田は「捕手を座らせて投げるのは合同自主トレで考えています。うまくキャンプに合わせていければ」と、2月のキャンプまでにしっかりと仕上げるつもりでおり、まだ6割ほどのボールだという。だがそれでも球質が重いストレートはとても育成枠の投手とは思えなかった。

 こうした調整をしているのは理由がある。
 「支配下登録はもちろんですけど、一軍では2桁勝利とローテーション入り。そして新人王を目指して頑張っていきたい。」

 鎌田投手は育成からのスタート。まずは支配下登録をされなければ、1軍のマウンドには立つことができない。つまりローテーションはもちろん、2桁勝利と新人王という夢はまだ遥か彼方なのである。
 自らの夢を叶えるためにもまずは支配下登録が絶対条件であり、スタートダッシュを決めて首脳陣にアピールする必要があるのだ。

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