目次

[1]チームが慌てているときに、落ち着かせることが出来る捕手に
[2]これまでやってきた粘り強い野球を甲子園でも

 昨年11月に行われた明治神宮野球大会で、ベスト4に進出した筑陽学園。初出場ながら高い総合力を見せつけ、2回戦では関東地区代表の強豪・桐蔭学園を10対1の7回コールドで撃破。選抜甲子園初出場での上位進出に大きな期待が高まっている。
 今回は、そんな筑陽学園の正捕手を務める進藤 勇也選手に独占インタビューを行い、入学後の道のりから神宮大会までを振り返っていただいた。

チームが慌てているときに、落ち着かせることが出来る捕手に


―― 神宮大会はお疲れ様でした。今日はよろしくお願いします!それではまず筑陽学園に入った理由から教えてください。

進藤勇也(以下、進藤) 勉強も部活の両立できるということで、その上にも繋がるかな思ったので入りました。普段はあまり時間はないのですが、授業中にしっかり聞いて、試験前に見直すことを心掛けてやっています。

―― いざ筑陽学園に入学してみると、先輩たちのレベルも高かったのではないでしょうか。

進藤 そうですね。キャッチャーとしてみたときに、まずピッチャーのボールも全然違いました。シートバッティングに入った時も、先輩方の打球を見てちょっと驚いて、シートノックも動きが全然違ったので、そこに驚きを感じました。

―― そんな中で、どんな課題を持って練習に取り組みましたか?

進藤 自分は、キャッチャーの全てのスキルを上げるようにしました。特に、スローイングの安定性と、あとフットワーク、すばやさを課題にもって練習して、あとバッティングも力強く振れるようにやっていこうと意識しました。

―― 今では江口監督も信頼していると仰っています。キャッチャーとしてどんなことを意識しながら練習や試合に臨んでいますか?

進藤 一番は、やっぱりピッチャーをリードしてやることを考えています。あと、チーム全体をまとめるのはキャプテン以外にも、キャッチャーも必要かなと思ってるんで、自分が慌てることなく、みんなが慌てているとき時にいかに落ち着かせるかを考えてやっています。ピッチャーの声かけもそうですし、周りへの声かけでも意識していますね。



ティーバッティングを行う進藤勇也(筑陽学園)

―― 今、一番の自分の持ち味は何だと思うか聞いていいですか?

進藤 自分は、スローイングはある程度は投げられるようになってきたと思います。あとはピッチャーが投げたボールをしっかり止めるキャッチングと、ワンバンが来た時にミスをしないブロッキングも持ち味だと思っています。

―― 新チームが始まって最初の公式戦の福岡地区高等学校新人野球大会では、福岡工大城東に2回戦で敗れました。敗退後はメンバーのみで合宿を行ったそうですね。

進藤 遠征ではどれだけ勝ちたいか、勝ちたい気持ちが相手より上じゃないと試合でも勝てないからというのをとても言われました。一生懸命泥臭くやろうと言われたので、その通りに一生懸命に野球をやっていきました。
 福岡工大城東に負けた試合は、声も全然出てなくて、一つのミスが負けに繋がっていきました。攻守交代も全力で行うように言われたので、自分は徹底するようにしています。

―― 大学の練習にも参加したと聞きましたが、レベルもとても高かったと思います。参加しての感想も聞いていいですか?

進藤 技術的なことになるんですけど、大学生のボールは球の質が綺麗で、手元で上がってくるって感覚が受けていてありました。どんな感覚で投げているのかを聞いて、それを(筑陽学園の)ピッチャー陣にも伝えて、球の切れを出していくように話しました。
 また、大学生のキャッチャーとも話しをして、キレのあるボールをどんな風に止めるかということも聞きました。