目次

[1]二軍落ちが終盤の活躍の糧となった
[2]ウエイトを継続させるために気軽な気持ちで臨む

 プロ野球2年目を迎える読売ジャイアンツの田中俊太選手。ルーキーイヤーとなった昨年は99試合に出場し、シーズン終盤からはスタメン出場も増えた。クライマックスシリーズにも出場を果たし、大きな経験を積んだ一年間となった。

 今回、高校野球ドットコムでは、そんな田中俊太選手に独占インタビューを敢行。田中選手は東海大学の出身で、「セルフコンディショニング」でお馴染みの西村典子トレーナーとは選手とトレーナーという間柄でもあったことから、今回はプロ野球選手の「セルフコンディショニング」やアマチュア時代からの変化について、たっぷりと語っていただきました。

二軍落ちが終盤の活躍の糧となった


―― 田中選手、今日はよろしくお願いします!それではまず、プロ一年目の今年を振り返ってみてどうでしたか?

田中 キャンプはきつかったですが、オープン戦はキャンプの流れで(うまく)できた感じがありました。 開幕一軍スタートしましたが、最初は代打が多かったので、最初の何試合かはキャンプの流れでいけてた部分があって、一打席しかないし守備もやってないから、(いけそうだな)という感じでした。

 コンディショニングは、練習だけでしたから動く量が少なかったですし、試合は一打席で終わるわりに、ケータリングなどいろいろこまめに食べていて、それで食べ過ぎたのか、途中から重かったです。前半はずっと代打だけだったので、打てなかったら「調子悪いのかな」と。

―― 初めはわからないことも多いですよね。

田中 調子が悪いと勝手に自分で思い込んで、練習法を変えたりして、色々なことをやり過ぎて、なんだか分からなくなった時はありましたね。
 自分はこんな小っちゃいバッティングしてたかな、とか考えて。野球が下手くそになったというか。

―― そこから調子が戻ってきたのは、何がきっかけだったのですか。

田中 僕はファームに2回くらい落ちたのですが、それが良かったです。1回目は交流戦前に落ちて、その時は、ほぼ一週間ちょっとぐらいですぐに上げてもらえたんです。自分でも調子が悪いと思っていなかったから、そのまますぐ上がったんです。

 でも、2回目に落ちた時は自分でもダメだと思っていて。一軍にいるに越したことはないですが、自分の中でモヤッとしているものが全然分からなかったので。やはり練習しなきゃいけないなと思いましたし、落ちて悔しい思いもあったので、上がった時はもう落ちないで結果を出してやろうと思って練習しました。

―― 再び一軍に昇格してからは、試合でも結果が出てきましたね。

田中 吉川(尚輝)のケガもあって自分が出る機会が多くなったんですが、試合に出ると上手くなるし、練習でやったことが試合でできて結果が出たら自信になるのが凄く良かったです。CSにも出させてもらって、リーグ戦とはまた違う緊張感もあるし、(試合に)懸ける感じもみんな違うし、そこでできたのは良かったと思います。