目次

[1]東村山中央ボーイズは人間として成長できるチーム
[2]「チームに迷惑をかけた」悔いの残る世界少年野球大会の決勝
[3]「六大学を目指したい」強豪校からの誘いも一般受験を目指す

  東村山中央ボーイズの松岡監督の指導もあり、選手としても人としても大きく成長を遂げた荒井選手。その成長の証として、荒井投手はボーイズリーグ日本代表に選出され、オーストラリアで開催された世界少年野球大会に出場を果たした。
 ここからは、そんな世界少年野球大会について語っていただき、海外のチームの印象や大会から得たものについてお話を伺った。

「チームに迷惑をかけた」悔いの残る世界少年野球大会の決勝



ティー打撃を行う荒井駿也(東村山中央ボーイズ)

―― ここからは世界少年野球大会について伺っていきたいと思います。まずチームメイトで印象に残った選手はいますか。

荒井 東海中央ボーイズの宮下隼輔が残っています。タイミングの取り方がすり足で、その時すり足って良いなと思いました。宮下が凄く打っていて、タイミングの捉え方などを見て自分も真似してみようと思い、すり足にしました。

―― 練習グラウンドが近くの武蔵狭山ボーイズの永井龍樹選手も代表に選ばれましたが、何か話したりしましたか。

荒井 永井龍樹とは小学校6年生の時に、埼玉西武ライオンズジュニアでも一緒でした。結構仲も良い方だったので、ずっと一緒にいて色んな話をしました。
 先発するときは声をかけてくれたり、お互い刺激し合って頑張ろうと話をしました。

―― 背番号1も背負い、実質エースのような働きをしたと思いますが。

荒井 初戦は良かったのですが、決勝は自分のせいで負けたと言ってもいい試合だったので。チームに迷惑をかけてしまいましたね。

―― 海外の選手と対戦してどんな印象を持ちましたか?

荒井 アメリカ系の選手は、初球からどんどん振ってきてて、変化球が弱いと分かっていたので、変化球を中心に投げて日本よりいいピッチングが出来ました。
 コーチからも、外国の選手はストレートより変化球で勝負した方がいいと聞いていたので、コーチの言う通りにピッチングしたら良い結果が出ました。

―― 決勝で対戦した韓国はどんな印象を持ちましたか?

荒井 戦い方が日本と似ていましたね。アメリカ系の選手はブンブン振ってくるのですが、アジア系の国は戦略があって、バントやケースに合わせたバッティングがあって戦いにくかったですね。

―― なるほど!今度は逆に、課題になった部分はありますか?

荒井 追い込んでからのボール球が多かったなと思います。決勝の韓国戦では、せっかくリズム良く追い込んだのに自分でリズムを悪くして、初回に4点取られてチームに迷惑をかけてしましました。まだ自分の力は通用しないと感じました。

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