第851回 今度は自分が憧れの存在に 意識改革でプロの道を切り開いた古谷拓郎(習志野)【後編】2018年12月12日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]自分のパフォーマンスを表現できるようになった3年春
[2]最高の調子で臨んだ中央学院戦は一球の怖さを思い知らされた
[3]プロ1年目の目標は一軍で1勝

 10月25日のドラフト会議にて、千葉ロッテマリーンズからドラフト6位指名を受け、見事にプロの扉を切り開いた古谷 拓郎習志野)。184センチ77キロの長身から最速146キロのストレート、曲がりが鋭いカーブを武器にする右の本格派である。

 前編は投手を始めたきっかけなどこれまでの歩みを振り返ってもらったが、今回はドラフトにかかるために、古谷選手が駆け抜けた高校野球最後の1年。そして今後のビジョンについて語ってもらった。

「綺麗さ」と「力強さ」を兼ね備えた投手へ!古谷拓郎(習志野)の優先課題は「体づくり」【前編】

自分のパフォーマンスを表現できるようになった3年春



3年春県大会準々決勝の八千代松陰戦

 意識が変わると、パフォーマンスも変わっていく。古谷は春の県大会から好投。ストレートは最速143キロまで伸び、一番得意とするカーブにも磨きがかかり、制球力もアップした。それにしても古谷のピッチングを見ていると非常に駆け引きが上手い。いつでも140キロを連発するわけではなく、要所で140キロ台のストレートで相手をねじ伏せたかと思えば、カーブで相手の裏をかいて打ち取る投球を見せる。小林監督は「その点については教えていないですね。もともと彼が持っていたものだと思います」と評価する。ではどう意識して投げ分けを行っているのだろうか。

 「公式戦はどれだけ走者をためても点を取られなければいいと思っています。練習試合は全部抑えるつもりで投げていますけど。試合中はどうしてもうまくいかないときは、走者を出しても粘り強く投げられるように意識しています」

 「関東が掛かった試合なので、気合を入れて投げた」と振り返る、県大会・準々決勝の八千代松陰戦では8回1失点の好投を見せ、関東大会出場に貢献。関東大会では日大三戦でも、140キロ超の速球を投げ込み、力投。敗れはしたが、「強いチームには外だけでは勝てないのでインコースのストレートは課題の一つでした。それがうまく投げられたと思います」と手ごたえを感じていた。

【次のページ】 最高の調子で臨んだ中央学院戦は一球の怖さを思い知らされた

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

クリス・テイラー
古谷 拓郎(ふるや・たくろう)
  • タイプ:右投右打
  • 身長・体重:184センチ・77キロ
  • 鎌ヶ谷二中ー習志野
【関連記事】
第215回 【逸材レポート】横山陸人(専大松戸)「貫き続けたストレートのレベルアップ。だからこそ今の立ち位置がある」【ドラフト特集コラム】
第588回 4年連続夏初戦敗退から一転!銚子商(千葉)を蘇らせたチャレンジャー精神【前編】【野球部訪問】
第589回 令和になっても習志野とのライバル対決を制し、甲子園へ 銚子商(千葉)【後編】【野球部訪問】
第1021回 名門・銚子商の4番を担う古井敬人!進化のきっかけとなった監督からのアドバイス 【2019年インタビュー】
第1018回 スラッガー・野村の教えを胸に。花咲徳栄の4番を邁進する井上朋也【前編】 【2019年インタビュー】
第201回 夏はこのスーパー1年生たちに注目だ!厳選リスト25名!【ドラフト特集コラム】
第200回 この春、急浮上!夏にブレイクに期待がかかる2年生の逸材たち【ドラフト特集コラム】
第975回 名将・前田監督からの評価も高い逸材二塁手・小松涼馬 どの舞台でも結果を残す勝負強さが最大のウリ【前編】 【2019年インタビュー】
第972回 さらなるレベルアップへ。キーワードは「左腕の使い方」 岩本大地(石岡一)【後編】 【2019年インタビュー】
第954回 追い求めないことにより自然と出た151キロ 全てをぶつけて日本一を掴む!原田泰成(東海大)【後編】 【2019年インタビュー】
古谷 拓郎(習志野) 【選手名鑑】
専大松戸 【高校別データ】
中央学院 【高校別データ】
東海大市原望洋 【高校別データ】
習志野 【高校別データ】
日大三 【高校別データ】
八千代松陰 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー