第848回 日米野球MLB代表のクリス・テイラー選手(ドジャース)至高のパワーとスピードの根源に迫る!2018年12月07日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]高校生は次のレベルに向けてどうのように準備するかが大事
[2]ファミリーだった高校時代のチームメイトと尊敬すべき前田健太

 メジャーリーグの名門・ロサンゼルス・ドジャースで、近年活躍を見せているクリス・テイラー選手。2017年には、ナショナルリーグのリーグチャンピオンシップシリーズでMVPを獲得し、今年11月に行われた日米野球では、MLB代表として好守にわたって質の高いプレーを披露した。

 今回は、そんなクリス・テイラー選手にインタビューを行い、高校時代のエピソードや高校生に必要なこと、そしてチームメイトである前田 健太選手についてお話を伺った。

高校生は次のレベルに向けてどうのように準備するかが大事



クリス・テイラー

 クリス・テイラー選手と言えば、昨年21本塁打を放った長打力に加えて、卓越した守備力を併せ持つユーティリティープレーヤーだ。圧倒的な守備範囲の広さと強肩はMLBでも猛威を奮っており、豪快なイメージが先行するクリス・テイラー選手であるが、話してみるとその素顔は冷静で思考が非常に深いことが見えてくる。

 高校生の年齢を考えたときに、一番必要なものは何であると思うかと尋ねると、クリス・テイラー選手は「次のレベルに向けた準備」の重要性を熱く語った。

 「次のレベルに向けて、どのように準備していくかがとても重要だと思います。もちろん試合に勝つのは大事だけど、高校レベルというのは、自分をいかに高めていくか、技術をどう上げていくかを考えた方が良いと思います。
 僕の場合は次のレベルが大学だったので、そこに向けてどうしていくかを常に考えていました」

 また、高校野球でもMLBの選手のパワーやスピードに憧れを抱いている選手は多い。クリス・テイラー選手のようなパワー、スピードを手に入れるためには、日頃からどのようなことを心掛ければ良いかと尋ねると、「いかに(身体が)成熟するかがまずは大事ですが」と前置きした上で、次のように答えた。

 「最近はウエイトトレーニングも進化してますが、大きくなるというところでは無く、瞬発的にパワーを発揮する力を付けていくことが、パワーやスピードを付けていくことに繋がっていくと思います」

 またクリス・テイラー選手は、道具のへの強いこだわりも見せる。特にパワーとスピードを足下から支えるスパイクにおいては、フィット感や足への負担を強く重要視している。

 「私は、ニューバランスのスパイクを使用していますが、一番初めに履いたときからすぐに足にフィットしました。またニューバランスのスパイクは非常に軽いので、疲れも溜まりにくく、足下を気にすること無くプレーが出来ます」

 抜群の身体能力の加えて、最高のパートナーを足に携えるクリス・テイラー選手。最高のパフォーマンスを引き出すためには、最高の道具を見つけ出すことも必要不可欠なのだ。

【次のページ】 ファミリーだった高校時代のチームメイトと尊敬すべき前田健太

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

クリス・テイラー
クリス・テイラー(くりす・ていらー)
  • タイプ:右投右打
  • 身長・体重:185センチ・88キロ
  • ロサンゼルス・ドジャース
【関連記事】
第12回 世界トップレベルの剛腕・佐々木朗希(大船渡)の投球は誰もがワクワクするロマンが詰まっている【2019年 第29回 WBSC U-18 ワールドカップ】
第202回 【BIG5特集】西純矢(創志学園) 厳しいマークを乗り越え、昨年より進化したピッチングを【ドラフト特集コラム】
第945回 自省を繰り返し、高クオリティな速球派右腕へ 岩本大地(石岡一)【前編】 【2019年インタビュー】
第29回 高校野球を彩った名選手たちを振り返る!【後編】(1990年代後半~2010年代後半)【高校野球ヒストリー】
第27回 駒大苫小牧が田中将大で、大会3連覇を果たすかという中で注目されていた年【高校野球ヒストリー】
第518回 ロサンゼルス・ドジャース 前田 健太投手(PL学園出身)「投球も守備も上達する野球の向き合い方」 【2017年インタビュー】
第80回 夏の終わりにベースボールライター・小関順二氏が振り返る『PL学園の軌跡』【夏の大会特集2016】
第131回 広島東洋カープ 前田 健太 選手(後編) 【2013年インタビュー】
第114回 広島東洋カープ 前田 健太 選手(前編) 【2012年インタビュー】
黒田博樹 世界を制する投球術
前田 健太(PL学園) 【選手名鑑】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー