第837回 野村佑希も認めるクラッチヒッター・井上朋也(花咲徳栄)3年間で師匠を超える!2018年11月15日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]いきなり発揮したスラッガーとしての才能
[2]師匠・野村佑希の出会い
[3]今度は夏の甲子園でホームランを打つ!

 花咲徳栄は次々と逸材が出てくる。今度は1年生スラッガー・井上 朋也だ。生駒ボーイズ時代はボーイズ日本代表に選ばれ、世界大会を経験。花咲徳栄に進学すると、1年春は県大会・関東大会を合わせて3本塁打。そして夏の甲子園では9打数4安打を記録し、1年秋も県大会で3本塁打と驚異的な勝負強さを発揮している。ここまでは師匠を仰ぐ野村 佑希の1年生時と上回るパフォーマンスを見せているといっていいだろう。

 そんな井上のスラッガー人生はどのような形でスタートしたのか?また2019年度の意気込みを伺った。

いきなり発揮したスラッガーとしての才能



井上朋也

 井上が野球を始めたのは小学校2年生から。始めたポジションは捕手。一番体が大きかったこと、そしてチームの中で、肩が強かったこともあり、捕手に任された。井上は捕手をメインに、投手、遊撃手を兼任。そして四條畷中に進むと、先輩のつながりもあり、生駒ボーイズに入部。まだこの時は高校野球ファンを驚かせるほどの長打力はなかった。

 中学1年生の時の本塁打は0本。そんな井上に転機が訪れたのは2年夏の合宿だった。

 「合宿の時にバッティングしたら、生駒ボーイズのグラウンドは98メートルありまして、結構大きかったんですけど、長打を打ちたいと思ったら、いきなりホームランになったんです。正直なぜ打てたかは分かりません(笑)」

 指導者に教わっていたことはタイミングをしっかりと合わせること、打つときにボールとの距離感をしっかりと取ることだった。つまり、ボールの軌道に合わせて、しっかりとトップを作り、スイングするだけ。それが現在の打撃フォームとなった。井上はその感覚がはまり、本塁打を量産した。

 そして中学3年にはボーイズの日本代表となり、2017世界少年野球大会に出場。メンバーには細川 凌平智辯和歌山)、印出 太一中京大中京)などそうそうたるメンバーのもとで、さらには優勝も経験した。井上にとっては貴重な経験となった。

 「とても良い経験でした。他国の選手と試合をする経験はなかなかないですし、ひとりひとり個人のレベルがいろいろだったので、少しでも気が抜けたら試合に出られなかったりするので、気が抜けなかったです。競争が厳しい強豪校行けば、こんな感じなのかなと思いました」

 そして進学先は甲子園優勝を決めた花咲徳栄に決めた。強打のイメージが井上に合っていたこと。また生駒ボーイズの監督が、花咲徳栄の岩井隆監督の東北福祉大時代の先輩だったことが決め手となった。実際入学すると、高校生投手の変化球の対応には苦しんだが、すぐに慣れ、4月の練習試合では初本塁打を記録した。

【次のページ】 師匠・野村佑希の出会い

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

西純矢
井上  朋也(いのうえ・ともや)
  • ポジション:右翼手
  • タイプ:右投右打
  • 花咲徳栄
【関連記事】
第268回 夏の代替大会が開催されることを願って…。全国のドラフト・注目野手リスト一覧【ドラフト特集コラム】
第1136回 秋季千葉大会3完封でブレイクの竹内将悟(拓大紅陵) 関東での悔しさ糧に「野手を助けられる投手に」 【2020年インタビュー】
第999回 世代屈指の剛腕・高橋(中京大中京)など東日本注目投手16名リスト!【大会展望・総括コラム】
第997回 花咲徳栄、浦和学院はもちろん2020年の埼玉のトップを走る6チームは??【大会展望・総括コラム】
第256回 2020年に注目したい高校生野手カルテット 来田涼斗(明石商)、西川僚祐(東海大相模)、井上朋也(花咲徳栄)、土田龍空(近江)に要注目!【ドラフト特集コラム】
第13回 2020年の沖縄県高校野球を占う 気になる名将四天王の采配と勢力図を予想【沖縄の高校野球】
花咲徳栄vs拓大紅陵【2019年秋の大会 第72回秋季関東大会】
山梨学院vs花咲徳栄【2019年秋の大会 第72回秋季関東大会】
第1064回 韮澤雄也(花咲徳栄)が初の国際舞台でも活躍できたのは、徹底的な自己管理にあった【後編】 【2019年インタビュー】
第1062回 韮澤雄也(花咲徳栄) 仲間に支えられ、ともに駆け抜けた最後の夏【前編】 【2019年インタビュー】
花咲徳栄vs西武台【埼玉県 2019年秋の大会 埼玉県大会】
花咲徳栄vs浦和学院【埼玉県 2019年秋の大会 埼玉県大会】
花咲徳栄vs聖望学園【埼玉県 2019年秋の大会 埼玉県大会】
第1039回 目的意識を持った打撃練習が生んだマルチヒット 安打製造機・韮澤雄也(花咲徳栄)が意識すること 【2019年インタビュー】
第1032回 戸田懐生(東海大菅生ー徳島インディゴソックス)甲子園での成長 【2019年インタビュー】
井上 朋也(花咲徳栄) 【選手名鑑】
花咲徳栄 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー