第816回 打たせて取るスタイルに磨きをかける!中村晃太朗(東海大菅生)が目指す投手像2018年11月04日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

 準決勝、そして決勝と連戦になった秋季東京都大会。決勝に進出した東海大菅生のマウンドにはエース・中村 晃太朗の姿があった。

 ストレートとスライダー、そしてチェンジアップを主体に投げ、東海大菅生を準優勝まで導いたエース。国士舘戦は初回に4点を失うものの、3回以降はヒットを1本も許さないピッチングを見せてた。

 そんな中村に試合後に話を伺った。

自分なりの投球ができる精度を上げたい



中村晃太朗(東海大菅生)

 「技術もメンタルも冬場にゆっくり考え直そうと思います」
 ゆっくり時間をかけ見つめ直すことを示唆した中村。国士舘戦は前日の準決勝・早稲田実業戦から連投となった。

 「準決勝は第一試合だったので、疲労はなかった。」と中村は話すが、持ち前の低めに変化球を集める投球ができず、ボールが浮いてしまった。

 「全体的に真ん中付近は捉えると聞いていたので、丁寧に攻めるような配球をしようと思っていました。」と細心の注意を払っていたが、最も注意した黒澤 孟朗にタイムリーを打たれるなど、初回に痛打され4失点を喫した。

 しかし後半は思い切った投球ができたことで3回以降はノーヒットに国士舘打線を封じた。だからこそ、「後半のような投球ができれば…」と悔しさを口にした。

 中村は立ち上がりを国士舘に狙われたが、これは本人も自覚する最大の課題である。
 「この前の夏の大会の日大三でも初回の入りで指導者から言われました。ですので、秋は修正しようとしましたが、決勝戦だけダメでした」夏と同じような形で取られて負けてしまったのだ。

 しかし、それまではブルペンでの球数を増やす、変化球はワンバンでもいいから低めに集めることを心掛けるなどして立ち上がりを乗り越えてきた。

 今大会を通じてゴロを打たせて取るタイプではあるが、決め球の精度が上がったことで、空振りや三振をとれたのは成長点だと話してくれた。

 あと一歩のところで優勝を逃した東海大菅生。最後に、エースとしてどんな投手を目指したいか問いかけると
 「目指す投手はいないですが、自分は自分なりの投球ができる精度を上げたい」と、あくまで自分の道を歩み続けることを言葉で示した。

 東海大菅生は激戦区・西東京。ライバルたちを倒していくには中村 晃太朗の成長が必要不可欠だ。打たせて取る巧みな投球術で来春以降も勝利を重ねていく姿に期待したい。

取材=編集部

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

西純矢
中村 晃太朗(なかむら・こうたろう)
  • ポジション:投手
  • タイプ:左投左打
  • 東海大菅生
【関連記事】
第75回 2016年ジャイアンツカップ優勝の湘南ボーイズの中心投手が各校のエースへ成長!【高校野球コラム】
第827回 東京代表の軌跡!キューバ遠征を人生のプラスに!【大会展望・総括コラム】
第74回 斎藤佑樹が歩んだ早実の3年間 「自ら考え、実践する野球が最後に結実!」【後編】【高校野球コラム】
第845回 リトルシニア屈指のリードオフマン・内囿光人(世田谷西リトルシニア)が見据える高校野球とは?! 【2018年インタビュー】
第819回 東京代表20名が発表!代表選手の特徴を徹底紹介!【大会展望・総括コラム】
第810回 日大三の初戦敗退から始まり国士舘の優勝で幕を閉じた秋季東京都大会を総括!【大会展望・総括コラム】
第815回 日本一のキャッチャーに!小山翔暉(東海大菅生)が秋季大会で得たもの 【2018年インタビュー】
第814回 都大会優勝・国士舘の1年生4番!黒澤孟朗が考える選抜に向けての課題とは? 【2018年インタビュー】
第717回 岐阜の二刀流・中神拓都(市立岐阜商)「同じ岐阜県出身のライバルに負けたくない!」【後編】 【2018年インタビュー】
東海大菅生vs世田谷学園【東京都 2018年春の大会 春季東京都高等学校野球大会】
第645回 片山 昂星(東海大菅生)「神宮、そして甲子園を揺るがすスラッガーへ」 【2018年インタビュー】
中村 晃太朗(東海大菅生) 【選手名鑑】
都立小平 【高校別データ】
東海大菅生 【高校別データ】
東京都市大塩尻 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー