第806回 2018年セ・リーグ首位打者のダヤン・ビシエド(中日)が大事にする「ボールの見極め」と「ヒッティングポイント」2018年11月01日

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【目次】
[1]ちょうどよいポイントで打つことが最も打球が飛ぶ
[2]ボールの見極めをよくする構えも見つけよう

ボールの見極めをよくする構えも見つけよう


ティーバッティングを行うビシエド選手(中日ドラゴンズ)

―― 高打率の要因として、日本の解説者の皆さんは、ビシエド選手はインコースが打てるようになったといいますが、それについてはどうですか。

ビシエド 自分もそう思います。やはり内角を打つというのは難しいですからね。あとストライクゾーンの見極めですよね。ここをしっかり見極めれば打率が上がります。

―― そのインコースを打つためにコーチから指摘はありましたか。

ビシエド 近めのボールは基本的にはボールと捉えていますので、近めのボールはあまり手を出さないようにしています。
 もちろんあとは練習で強振しすぎない。リラックスして対応をするという感じです。

―― 日本の高校野球は最近では強く振る、フルスウィングという意識が出ていますが、それについてはどう思いますか。

ビシエド その年代は良いかもしれませんが、また上がっていく、ピッチャーがさらに強くなった時に、それに適応しなければなりません。
 自分もその年代の時は力強くスウィングしてたので、そういう時代もあっていいとは思いますが、上にいくと自分自身で分析してそんなに力を入れてスイングはしなくていいと思いますね。

―― これはやはり必要な過程だと思いますか。

ビシエド 僕が打撃で一番大事なのはボールをしっかり見ることだと考えています。全てのボールがホームランにできる訳はなく、ピッチャーも打たれないようにしているわけですから、今の段階ではそんなに力を入れなくても、見たら良いボールを打って、ホームランになっていることはあります。
 強い打球ではなく、良い技術、しっかりボールを捉えることが出来ればボールは飛んでいきます。


ビシエド選手(中日ドラゴンズ)

―― つまりビシエド選手は普段のバッティング練習から、自分がよくボールを見える構えやタイミングの取り方を作っているということでしょうか?

ビシエド そうですね。やはり自分のいいポジション、それこそしっかりバッティングができているという感覚を練習では持ちたいですね。

―― 高校野球では、進塁打を打つためにゴロを打つなどが結構ありますが、それは意識したほうがいいですか。

ビシエド それは大事な考え方だと思います。高校野球をやっている時期は成長段階ですから、そういうことを覚えるのも大事です。野球において、ランナーを進めるバッティングも必要ですし、でも普通のバッティングも極めることも必要ですよね。バッティング、進塁打。それをすべて自然と出来るように練習することが大切だと思います。

―― バッティングにおいてスイングは色んなコースとかピッチャーに合わせてそういう芯にあてるバッティングが大事ということですか。

ビシエド そうです。しっかりボールを捉えることが出来れば問題ないです。

―― ビシエド選手に憧れる高校球児に一言お願いします。

ビシエド とにかく一生懸命練習すること、それが一番大事だと思います。個人練習ではバッティングをして、自分の考えでうまくなることを追求する。そして自分で興味を持ってコーチの話を聞いてやってほしいです。

(文・河嶋 宗一

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プロフィール

ダヤン・ビシエド
ダヤン・ビシエド
  • ポジション:内野手
  • 身長:185センチ108キロ
  • タイプ:右投げ右打ち
  • エスクエラデポルテエスパ高 - ホワイトソックス
  • 上記データは掲載時のものとなります。
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