第805回 近畿大会ナンバーワン左腕へ!辛苦を乗り越えた清水大成(履正社)2018年10月30日

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【目次】
[1]1人もアウトにできなかった大阪桐蔭戦を乗り越えて
[2]成長を支えた女房役

 来年の高校生左腕では及川 雅貴横浜)が注目されるが、及川に負けない投手が現れた。その名は清水 大成履正社)。176センチの体格から投げ込む速球の最速は145キロ。2種類のスライダー、カーブを使い分け、近畿大会で16イニング無四球を継続する本格派左腕である。そんな清水の成長の歩みを振り返っていきたい。

1人もアウトにできなかった大阪桐蔭戦を乗り越えて



清水大成(履正社)

 寺島 成輝に続く左腕が出てきた。その名は清水 大成(2年)。ノーワインドアップから始動し、勢いよく右足を挙げていき、ぐっと右足を踏み込んで内回りのテークバックから一気に振り下ろすストレートは常時135キロ~140キロと、高校2年秋の時点では、なかなかのスピード。それよりもすごいのは制球力。近畿大会で16イニングを投げて無四球を継続中。

 初球からストライクが取れ、ボールから入っても次でしっかりとストライクが取れる。テンポよく投球を組み立てることができるので、福知山成美打線は受け身の状態となっていた。すいすいと投球を組み立て無四球完封につながった。

 隙の無いピッチングを見せる清水。ここまでのピッチングに到達してきたのは、これまでの悔しいピッチングをしっかりと糧にしてきからだ。

 1年秋から公式戦で登板を重ねるなど、順調に経験を積んできたが、2年夏、全国的に注目を浴びた大阪桐蔭戦。清水は7回途中、2番手で登板も一死も奪えず、降板した。
 「あの大会は調子が悪く、先輩たちにかなりカバーしてもらった大会でした。あの試合は1人も打ち取れずに降板してしまい、本当に悔しい思いをしました。あの悔しさが今につながっていると思います」

 そこで、清水は夏の大会後、フォーム矯正を行った。右足がインステップ気味になっていたのを真っすぐ踏み出すようにした。それにより、右足に全体重が乗り、体全体を旋回できる投球フォームに。技術面の進化によって力強い速球を投げられるようになったのだ。

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プロフィール

清水大成
清水大成(しみず・たいせい)
  • ポジション:投手
  • タイプ:左投左打
  • 履正社
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