第802回 冬場の鍛錬と開き直りが成長に繋がる 草薙柊太(国士舘高)【前編】2018年10月27日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]高いレベルを求め国士舘へ
[2]フォームの改革で増えた新たな武器

 今夏、3人の好サウスポーを擁して西東京大会のベスト4まで勝ち上がった国士舘。その左腕トリオの一角として活躍したのが最速147キロのストレートを誇る草薙 柊太投手だ。この秋はプロ志望届を提出することなく、来春からは大学へ進学して野球を続ける予定とのことだが、その草薙投手にこれまでの歩みを振り返っていただいた。

高いレベルを求め国士舘へ


草薙柊太(国士舘)

 小1から上篠崎ムスタングクラブで野球を始めた草薙投手。左利きということもあってずっとピッチャーを務めており、小5の新人戦と小6のジャビットカップでは都大会に出場。

 中学では篠崎野球クラブ(現:篠崎フェニックスクラブ)に所属し、中2の東京23区少年軟式野球大会で4強に進出するなど好成績を収めてきた。ただ、当時は「球速が120キロ中盤しか出なかったので、バッティングの方が好きでした。3番を任されて、結構、打てていたんです」と話す。

 高校は「練習を見学して、レベルが高いところで挑戦したいと思って決めました」と、国士舘に入学。2年冬までは投手をしながら、バッティングを活かして外野手などでプレーすることとなった。すると、1年秋に初のベンチ入り。一次予選も突破したものの本大会の直前、利き手に打球を当ててしまい人差し指を骨折。

 翌春、浦和学院(埼玉)との練習試合では136キロを計測。さらに夏の西東京大会では143キロまで球速を伸ばした。その後もスピードアップを目指し、冬のオフシーズンには食トレで体重を72kgから80kgに。

 「1日3食に加えて、間食でアンパンを2~3個。寝る前にはお米1合分のおにぎりを自分で作って食べ、プロテインも摂っていました」。並行してウエイトトレーニングも積極的に行い「下半身が大きくなった」というが、3年春はなかなか調子が上がっていかなかった。「スピードを上げるために、下半身を使って投げようとしていたのですが、逆に140キロも出なくなって苦しみました」。

 復調へのきっかけを掴んだのは5月の関東大会・木更津総合(千葉)戦。「最後の1イニングのみの登板だったんですけれど、大差を付けられていたので『思い切り投げてみよう』と思ったんです。そうしたら142キロが出て、『こういうことだったのか』と感じました。

【次のページ】 フォームの改革で増えた新たな武器

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

靏 仁
草薙 柊太(くさなぎ・しゅうた)
  • ポジション:投手
  • 身長:180cm
  • 体重:80kg
  • タイプ:左投左打
  • 国士舘
【関連記事】
第783回 東京代表20名が発表!代表選手の特徴を徹底紹介!【大会展望・総括コラム】
第782回 奥川、武岡、西原…平成最後の神宮大会で躍動した逸材たち【大会展望・総括コラム】
第781回 平成最後の神宮大会を総括 出場10チームの収穫と課題とは【大会展望・総括コラム】
第779回 危機感を乗り越え史上初の2度目の春夏連覇!!大阪桐蔭の1年間を試合レポートで振り返る!【後編】【大会展望・総括コラム】
第831回 試合を作り、決められる最高の1番打者へ 黒川 麟太朗(国士舘) 【2018年インタビュー】
第5回 国士舘高等学校(東京地区代表)「国士舘史上、最低のチームが秋の最高を目指す!」【第49回明治神宮野球大会 チーム紹介】
第814回 都大会優勝・国士舘の1年生4番!黒澤孟朗が考える選抜に向けての課題とは? 【2018年インタビュー】
第803回 切磋琢磨した3年間を糧に飛躍を誓う!草薙柊太(国士舘高)【後編】 【2018年インタビュー】
第800回 プロで生き残るために「吾道一貫」を胸に刻む 渡邉勇太朗(浦和学院)【後編】  【2018年インタビュー】
第796回 退部危機乗り越え 甲子園を強く見据える 渡邉勇太朗(浦和学院)【前編】 【2018年インタビュー】
草薙 柊太(国士舘) 【選手名鑑】
浦和学院 【高校別データ】
木更津総合 【高校別データ】
国士舘 【高校別データ】
二松学舎大附 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー